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ペンギン大陸のこの涼しさをどうぞ。
大群のペンギンも見応えがありますが、表情がわかるほど近づいた1匹1匹のアップも楽しい。
背景の南極の氷山にも圧倒されます。
卵の世話をし、雛に食べさせ、寒さに耐え、排泄し、アザラシに食われ。
過酷な南極で生きていくのは大変です。でも、精一杯、生きて、死んでいくペンギンたち。
見ているうち、そうだよね、生きていくってすばらしいよ、楽しいよ、と思えてきます。
*表紙の写真もいいですが、個人的お気に入りは、雛の羽抜け替わりのビフォー・アフター・シリーズ。茶色い産毛が、個性的に好き勝手(^^;)に抜け替わる様が壮観。
*手元にあるのは92年初版第1刷。確か、新宿紀伊国屋で見つけ、当時、学生で、さして裕福でもなかったのに、どうしても手元に置きたくて買った覚えがあります。多分、自分で買ったハードカバーの写真集としては初めてだったと思います。『サバンナからの手紙』や『セレンゲティ』はこの本の後で見たような。自分にとっては初めての岩合さん本でもあったのではないかな・・・?