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「天狗」男が全く見ず知らずの女に出会い最後には殺してしまうまでを、一人称文体で事細かに書かれた作品。狂人登場です…。「三月十三日午前二時」過去二代にわたり当主細君が井戸にて死体となって発見されることがあった。いずれも三月十三日早朝に。そして今日は三月十三日。井戸底より新たな死体が発見される。機会トリックものです。「黒子」「立春大吉」「涅槃雪」徴兵された兄が行方知らずとなり、弟は兄嫁と結婚した。そこへ突然帰還してきた兄。気まずい三人の共同生活の中、意を決した弟があるカラクリを構築する。機会トリックもの。よくある結末。「私刑」「暁に祈る」「密偵の顔」「零人」山道を走るバスが故障したため、あたりをぶらついているとそこには見たこともないの花が咲いていた。その奥には不思議な男が居た。人口楽園を夢見る天才園芸家の異常な植物幻想。nanaって何でしょう。近いうち再読。「花売娘」「髯の美について」「男井戸女井戸」
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(収録作品)涅槃雪/男井戸女井戸/髯の美について/花売娘/零人/密偵の顔/私刑/立春大吉/黒子/三月十三日午前二時/天狗/暁に祈る
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文体フェチなら読むしかない。
いわゆる「今、話題の小説」を読んでいるとき、
うわあーこんな駄文を見る暇があったら『私刑』をもう一度読み返させてくれ! 人生の時間は有限なんだ!
と思ってしまうことが度々ある。
とにかく圧倒的にすごいから。
読んでみて。
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独特の雰囲気がある作品。
まあ時代を感じさせるような作品ですね。
表題作のトリックを浮かべたらうわーになる作品や
恐怖のロシアンルーレットを抜け出した作品等
なかなか題材はみょうちくりんなものばかりです。
文章にやや癖があるかな。
でもこういう雰囲気が好きな人ならば
悪くはないはず。