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ダイアナ・ウィン・ジョーンズは作品毎に作風が全然変わってしまう。そこが面白いのだが、この作品は楽しめなかったなぁ。
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普通の幽霊譚と違って、幽霊自身が自分が誰かわからない、という設定が変わっていて、面白いですね。そして出てくる4人姉妹の人間ばなれした怪物のごとき?描写には度肝抜かされました。でも後半からまた色合いが変わってきて・・・どきどきわくわくのサスペンス、先の筋が気になってたまらない展開になってました。さすがジョーンズさん♪個人的にギルおばさんの性格がなんともいえず(^^ゞこういうおばさんっているよねえ!て感じでした。ゴシップ好きの(^^ゞ人の噂が大好きな・・・典型的ですね(^^;
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DWJの書く女の子は、どれも強くて大好き。
ある日、幽霊になってしまった「わたし」一体わたしは誰なのか。
最後のどんでん返しとか、DWJはすごいなあ
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ファンタジー。
気が付いたら、「あたし」は幽霊になっていた。
なんとか自分のことを姉妹に知らせようとするあたし。
「あたし」は一体誰なんだろう。
児童書らしい読みやすい文章でした。
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ふと幽霊になってた女の子が、自分が誰なのかなど、いろいろ探っていきます。いわゆるファンタジーとはちょっと異なる趣がありますが。私はこのストーリー展開がとても好きです。ちょっと好みが分かれるところかもしれませんが、読んでみて損はないと思います。
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最近お気に入りのダイアナ・ウィン・ジョーンズ、81年の作品。
73年にデビューして、これが12作目。
まとまりの良い作品ですが、非常にユニークです。
「わたし」は気がついたら身体がなく、自分が誰かもわからなくなっていた…
どこか見覚えのある草地や学校を漂いながら、自分の家へたどり着きます。
寄宿制の男子校を経営する両親の4人の娘、このうちの誰からしい…
10歳から15歳の姉妹はそれぞれ才能はあるが気が強くてケンカばかりの毎日。
「わたし」の姿に犬はおびえて吠え、透き通る姿に気づいて悲鳴をあげる人もあり、どうやら幽霊になったらしい!?
姉妹の強烈さに圧倒されますが〜最後まで読むと、別な面も出てきてなかなか。
これは思春期の爆発が起こっている年齢なのと、忙しい両親にほとんどネグレクトされているために彼女たちが荒れている時期だったのですね。
ホラー風味もあり、時空を超えるSF的要素もあります。
ケンカばかりの姉妹もいざという時には個性を生かして協力し合うのですよ〜。
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これは集団ヒステリーが産んだ妄想なのか、妄想が産んだ現実なのか。
遊びにはまって本気で怖がったり泣いたりは子供の時だけにしかできない。
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創元推理文庫から出ているだけあり、ミステリーの要素が強めの作品。
訳者の文体がほかのダイアナ・ウィン ジョーンズとは多少異なります。
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今回も私が大好きな小説家「ダイアナウィンジョーンズ」さんの本の紹介をします。個性的な四姉妹の10代から20代にかけての過去と未来(現在)を行ったり来たりする話。 四人それぞれがおもしろくまたお互いの関係が姉妹とはこういうものなのだろうな、お互い愛していて、思いやりを持っていて、でも同時に残酷だったり、意地悪だったり、でも連帯意識があって、というのがおもしろかったです。 私にも妹がいて、決してかわいいとは
思えない時もありますが、やはりそこのは姉妹なので正直かわいい妹です。ある意味、ダークファンタジーでした。
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う~ん
結構訳がわからない話だった
4人姉妹の次女サリーが幽霊になって過去と現在を行き来してモニガンから自分の命を取り戻す話
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ダイアナ・ウィン・ジョーンズさんの本を読むのは2冊目。
中学生~高校生頃に読んでたらかなりはまったかも!
大人が読んでも十分おもしろいですけれど、読み頃のピークがその位だったかな~という印象でした。
最初に読んだ『九年目の魔法』もそうだったのよねぇ。
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気がついたら自分の体が透けていて、自分のことがなぜか思い出せなかったらどうしよう?個性豊かな4人姉妹が体験した現代と過去を行き来する人情ファンタジー。
今までのダイアナ・ウィン・ジョーンズの物語とは違い、主人公は最初自分が何者であるかがわからない。寄宿学校やその隣の建物で暮らしていることや、寝起きのうるさいカート、夢見がちで泣き虫なイモジェン、大声の持ち主のフェネラなど個性豊かな姉妹と、放任主義だが娘のしつけに厳しいぬしと呼ばれる父親や、同じく放任主義で優しくはあるものの子供に関心を払わない母親のことなどを思い出していく。
子供たちがいたずらに信仰していたモニガンなる女神が七年後に命を狙いにくるなど、何やら物騒なことも挟みつつ、最後の最後になるまで主人公が誰なのかが分からない。現実社会では主人公は寄宿学校の男子生徒に車から突き落とされて死にかけているし、その男子生徒は結局命を落としてしまう。後味としては少しよくないが、子供のころにしていた馬鹿げた遊びや、自分だけが取り柄がないような気がして馬鹿なことをしてしまうことや、親の言いなりになってしまうようなこと。そんな若かった時代を思い出させてくれた。
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http://shinshu.fm/MHz/67.61/archives/0000309205.html
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ダイアナ・ウィン・ジョーンズ版、若草物語(笑)。
4姉妹ということで、多分、意識はしていると思う。
賢い長女。活発な次女。芸術家肌ですぐ悲劇的になる三女。少し思慮が足りなくでも勘が良くて行動的な四女。
でも、若草物語よりは、それぞれ強烈な個性を発揮してくれます。*1
姦しいよりも、姉妹1人分、多いですから。もう、喧しい。
で、いつもいつも、ケンカしているんだけれど、仲が悪いかというと、そんなことはない。
そして、その姉妹のあり方というのは、けっこう、あるあると思いました。
そこが、最後の盛り上がりをつくります。
ラストの対決、かっこいい。
主人公は、幽霊です。
多分、自分は次女だと思うのだけど……と、自分が誰かさえあやふや。そのあやふやさ加減とか、ままならなさは、ジョーンズなりの理屈が1本通っていて、ファンタジーだけれどもリアルな感じがします。
ただ、そのもどかしさが、そのまま作品にも出ていて、物語の途中、交通事故が起きるまでが、若干、だるい感じがしました。
でも、その後の展開は、ジョーンズらしい、スピーディな展開でした。
まあ、最後の対決で、アレ差し出して良かったのかとは思うんですけどね。
あれのせいで、未来が変わったのでは?
それでも、そこでそれを捨てたからこそ、これから新しい道を歩み出せるという力強さがあって、読後感は、爽やかです。
この人、ひねくれ者だから、嫌な感じで書いてある人のことを本当に憎んでいるわけでなかったりして、そこがわからないとおもしろくないんです。
だから、ファンタジーだけど、ちょっと大人の読み物なのです。
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ダイアナ・ウィン・ジョーンズの「わたしが幽霊だった時」を読みました。
彼女の比較的初期の作品です。
主人公の少女は気づくと幽霊になってさまよっています。
自分が誰かも、どうして幽霊になっているのかもわかりません。
断片的に戻って来る記憶を頼りに道を辿り、やがて寄宿制の男子校に至り、そこの宿舎に住む4姉妹の一人であるということはわかってきます。
少女は宙を漂いながら、10代前半の4姉妹の繰り広げる凄まじい、狂躁に満ちた暮らしを見つめ、自分は姉妹に殺されたのだろうかと疑いつつ置かれた状況を何とか理解しようとするのですが・・・。
どういう状況なのかいっこうにつかめないまま微細に描かれる4姉妹の葛藤、狂乱につきあうことになり、前半は読者も宙に浮いたような気分のまま読み進めることになります。
それが中盤から時を超えるファンタジー・ホラーとなって一気に話が動き、感動のラストへ・・・。
素晴らしい作品です。