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懐かしい!
丸太小屋の作り方、ライ麦パン、足つきフライパン(五徳代わり)、勿論幌馬車まで、全てが自分にとって非日常の世界なのになんと身近に感じられた事か、という位子供の頃読みました。シリーズの他の物語も勿論読んだんですが、結局コレに帰ってくる。
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ここはもう人が増えすぎた。と一家は馬車に乗りネイティブアメリカンの住む地域へ向かう。
母は馬車で編み物をしている。馬車の日陰に寝そべり、草むらの草が耳元でそよそよ通り抜ける。
父が、この草原に家を建てよう、と、丸太を切り出してきて丸太同士を噛ませるようにくりぬき、積み上げていく。
窓をつくる。時間ができたので布を掛けていた入り口に、頑丈な扉をやっとこさつくる。ロープを結わえ付け鍵のしくみをつくる。
月あかりが床に、窓のかたちに四角くたまって、静かな夜がおとずれる。
ネイティブアメリカンとの争いに脅える毎日のなかで、大草原にただようゆっくりとした時間と、何もないところからひとつずつ作っていく生活、少女ローラと一家の物語。
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大きな森の家を出て、ローラ達一家は、カンザスを超えてインディアンテリトリーへ。でもたった1年で、何もかも捨てて出て行くことに。インディアンにとっても、開拓民にとっても政治家達に踊らされて、お互い不幸なことである。が、大自然は厳しくまた美しい。
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テレビシリーズのなんというか、良く出来た家族。的なイメージが強かったけれど、「インディアン」に嫌悪感をしめるお母さんがいて、ちょっとほっとした。
古きよきアメリカのフロンティアスピリット満載の開拓史。こんな家族もいましたか。と。
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私の原点。いとこのおさがりで本棚の飾りだったのが、読み出したら止まらなくて祖母の家の階段に座り込んで夢中で読んでいた。
現代のモノがあふれた時代には想像ができないほど忍耐を強いられる生活で、誰もいない大草原に父さんが家を建て、言葉の通じないインディアンに出会ったり、野火に襲われたり、マラリヤに家族全員かかったり、強い絆で結ばれた家族が試練を乗り越えていく姿が印象的だった。
赤毛のアンシリーズも読破したけど、私は開拓者の話の方が性にあっていた。
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子どものとき読んでたはずなのだけど、読み返してみて、クリスマスにローラたちがもらう紅白しましまハッカキャンディーとハート型のクッキーしか覚えていなかった…。
「大きな森~」のほうがずっと好きだったのです。
この本は、まぁ長いということと、前半は大草原に家を建てていく様子が描かれていて実務的な感じだったり後半はインディアンが出てきたり…てなワイルドな感じが、わたし好みではなかったのかな。
「大きな森~」のほうがバター作りだの砂糖作りだの暮らしを楽しんでる部分が多かった。
しかしまぁ、ワイルドな生活だから当然とはいえ、川に溺れそうになったり、火事が起こったり、「大きな森~」でも思ったけどなんと危険の多いことか。
おこり熱の場面なんて、夢かうつつか、かなりすごい描写。よくぞ生き抜いたなぁ、と。
不思議なことに、子ども時代はこの危険の多さに気づかなかったんだよなぁ…。
まだローラが子ども子どもしている。
インディアンが住む場所で拾ってきたきれいな玉をメアリーが「キャリーにあげる」と言うのにムッとしている。
「ローラは、メアリイがいつでもこんなにいい子でなければどんなにいいだろうと、くやしくなってくるのでした。」(p.216)
「たぶん、メアリイは、やさしい、すなおな気分でいるのでしょうが、ローラはそうではありませんでした。だからメアリイの顔を見たとたんに、ひっぱたいてやりたい気がしました。」(p.217)
ローラはきれいな玉をキャリーにあげたくなかったんだよね。次巻ではお母さんから言われて、お母さんが用意してくれていた玉をつないでクリスマスプレゼントとしてキャリーにネックレスをあげるのだけどね。
インディアンに対しては、かあさんが嫌悪感を持っているね。
とうさんは、何とか良い関係を築こうと努力してる。
んで、ローラは怖いけど興味津々なのね。メアリイは怖がるばかり。
二人の性格の違いも面白い。ローラはじっとしてるのは苦手で活発な子、メアリイはいつも静かで良い子。
「でも、ここはインディアンの国だと思っていたんだけど。インディアンは怒らないかしら、そんな--」。
「質問はもうおしまいだよ、ローラ」。(p.285)
子どもに真実を突かれた開拓民の苦しい受け答え。
いつも正しいとうさんも、人間だよなと思った。
でもねスコットさんの奥さんとか開拓民は一般的に「いいインディアンは、死んだインディアンだけだ」という考えだけど、とうさんは違うのです。そこはすごい。
「『いいインディアンが、たしかにひとりいたってことさ!』とうさんはいいます。スコットさんがなんといおうと、いいインディアンは、死んだインディアンだけだということは、とうさんは信じないのでした。」(p.359)
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大きな森を出て大草原にやってきたインガルス一家の一年間。
子どもの頃の愛読書だったが、手をかけた家と土地を離れるラストシーンがほろ苦くて、長い間読んでいなかった。でもそのおかげで、子どもの頃に感じたことをそっくり思い出すことができたのだ。
家ができた喜び、インディアンへのおそれ。「いい子」メアリーへの腹立たしさ。もらったプレゼントを宝物のように感じる気持ち。ローラの感情や経験は、すべて自分の感情であり経験だった。今では、もうこういう読み方はできない。
大人のしている仕事が細かく描かれているところもポイントで、家の建て方や井戸の掘り方など、「将来のために覚えておこう」などと思ったものである。
久々に読み返して本当によかった。ぜひ続きを読まなければ。
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独身女が夜寝る前に読む本じゃない。
家族が、引っ越す話。
食べ物おいしそうとか、開拓生活っていいな憧れるとか、
そういう雰囲気たっぷりなアンティークないい話なんだけど、
「今は読む時期じゃない!」とおもった。
10代の若いうちか、
もしくは40~50代くらいになってログハウスとか避暑地で読んだり、
親になって子供に毎日少しずつ読み聞かせたほうがいい本!
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小さい時に、父が読み聞かせてくれた「大草原の小さな家」シリーズ。
こたつの中で小さいころを思い出しながらよみました。
NHKのTVシリーズも大好きだったので小説のシリーズを読み終わったら
そちらも見てみたいです。
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子どもの頃から大好きなシリーズ。
最初は絵本を。
中高生で本を。
色んな人の訳や絵で出版されてるので、
どの本で読んだか忘れましたが、
いつ読んでもハマって読むことができました。
たしか、シリーズの途中までしか読んでいないので、
大人になった今、一から読み直したいです。
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ウィスコンシンのペピン湖近くの家を幌馬車で出発し,インディアンの住む大草原へ旅をし,オクラホマ州のインディアン・テリトリーで送った1年間の開拓生活で起こったあれこれ。シリーズの中でも特に丸太小屋や暖炉,井戸など土木関係の物語に詳しい。またインディアンとの関わりや当時の白人のインディアンへの感情もしっかり書かれており,巻末に解説も載っている。
他の物語と同様に実際のインガルス一家の行動とは多少異なっている。実際のインガルス一家は1869年~1870年にカンザス州のインディペンデンスから20kmの場所に開拓小屋を建てて暮らし,キャリーはここで生まれ,このあと再び「大きな森」へ帰っている。
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移住者が混み合ってきた大きな森の家を離れて大草原にやってきた一家。
もともと住んでいたインディアンとの軋轢とか、巻末にこうした合衆国の歴史についての解説もちゃんとついていたのだなぁ。
この巻ではすてきなお隣さん、エドワーズさんが登場。クリスマスのエピソードは忘れられない。ジャックがはぐれかけるところもハラハラしたことを思い出した。
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大きな森から大草原へ。馬車で旅をして、たどり着いたなんにもないところでの暮らし。丸太で家を作り、隣人と井戸を掘り、食べ物だって自力で得る。自給自足。すごい。とうさんもすごいけど、かあさんもすごい。ローラたちもえらいよ。マラリアにかかったりしたけど…エドワーズさんいい人だ。クリスマスの話すてき。スコットさん夫婦もいい。インディアンの話も読まなければだな。まだ読めてないな。きっと読もう。