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本格推理小説。懐かしくなるくらい古典的な展開で話が進んでいく。そこがまた心地良い。ただ、登場人物が多すぎる気も若干した。
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初読:中学生のころだから…1998〜99くらい
思えば真剣に推理小説を読んだのはこれがはじめて、な思い出の一冊。図書館で変な作者名に引かれて借りたのを覚えている。そんな単純な中学生だった。
推理小説のハラハラ感と、大学生のひと夏の青春のドキドキ感で読み出したらとまらなくなった。
推理小説に興味を持ち始めた、大切な一冊。
学生アリス第一作目。
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とある休火山のキャンプ場に居合わせた大学生達。お互いにキャンプ生活を楽しんでいたが、ある晩殺人事件が起きる。残った学生達は下山を試みるが、何と休火山が噴火してしまった。
高校の頃に読んだのですが、あまりに面白すぎて1限目から6限目までぶっ通しで読んでいました(授業をなんだと思っている)。
推理物とパニック物と青春物が1個にまとまったお得な1冊。
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陸の孤島・雪山で起きる殺人事件。
飽くまでもロジカルに繰り広げられる推理劇。
そんな王道ミステリィでありながら
爽やかで切なくて、甘酸っぱい。
学生編第一作目。
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登場人物の把握にやたら手間取りますが好きなものは好き。
全体的な雰囲気は作家編よりも学生編のほうが好きです。
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推理小説を読みたい!と思い、やはりここはと有栖川作品に手を伸ばしました。前読んだことがあったのですが綺麗に忘れていたので二度楽しめました。
2007/11/10再読
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本格推理小説。ミステリ薀蓄がデビュー作らしくて微笑ましい。でも人物多過ぎ。エラリー表敬に問題出題があったけど、トリック云々より、江神さんが謎解き始めたタイミングと生き残った人たちの状態から見てコイツが犯人になるしかないじゃん、と思ってしまった。
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学生アリスは今まで孤島パズル→双頭の悪魔とてんでばらばらに読んでいて、有栖川さんのデビュー作をやっと読んだよ。
後半からすっごく怖かった。噴火するし、仲良くお友達〜ってやってるなかで一人また一人と消えていくし、山の中だから自分の手も見えないくらいの真っ暗闇だしこの中で殺人犯がいるなんて。。と自分が置かれてるような感じで怖かった。。謎解きのところは好きです。
ただ動機のところで、すてんってかんじ。あれ??みたいな。そこは読者がそう感じるだろうと思ってか、アリスに「それしきのことで三人もの〜信じることに決めたのだ」と語らせたのかなぁと思いました。
私はこの部分を読んで、何かこれもありかぁ、むしろこの作品は他人から見るとどうして?とわからない、とっても個人的な動機の方が合ってるんじゃないかなとも思う。この後にマリアが出てくるのか〜、4作目も読んでみたくなった。
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江神先輩シリーズ第一作。
いままで火村センセの方しか読んでなかったので、若いアリスとかサークルの様子がなんか新鮮! あまりにも美しき月の下 人の子に降り注ぐのは最も紅き炎 人の子が引き起こすのは最も哀しき罪 ただ美しき月は微笑むように―
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学生アリス第一作目であり、また、有栖川有栖のデビュー作でもある。
有栖川は結構読んでいるのだけれど、実は学生アリスはほとんど未読。作家アリスは多分、既刊のものは全て読んでいると思うのだけれど、どうも学生アリスには食指が伸びなかった。
火村先生が好きなせいもあると思う。
今回、旦那様の本棚から拝借。
(たぶん、旦那様は作家アリスよりも学生アリスの方が好きそう。あくまで推測だけど)
有栖川を読みなれているせいもあってか、作者の若さとかがよく見える。文章の未熟さとか。今のほうがやっぱり洗練された文章を書いているよね。でも勿論、この頃の有栖川が稚拙だとかいうことではない。
ただ、動機がどうも理解しにくかった。自分に対するものへのゲームって考え方がいまいちわかんない。
勿論、自分が操られずに生きているのかどうか、とか、そういうことを考えたことがないとは言わない。けれどだからといって、それに挑むのに殺人しようとは思わない。
それからやっぱり、恋は魔物でしょうか。
頑張れアリス。
全体的に見て、とても面白かったとは思うのだけど、クローズド・サークルにするためにあまりにもみんなが痛々しい目にあうので、それがちょっと切ない。
面白かったけれど、もう一回最初から読み直す気には今の所なれないので、評価は★5つのうち、3。
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有栖川有栖のデビュー作。
てことで、なかなかおもしろかったです。で、犯人は当てられなかったです。もうもう、ううーでした。
キャンプ場に集まった4つの大学生グループ計17人。突如噴火する火山、取り残される17人。偶然に閉じ込められた空間で起こる殺人。火山の噴火は偶然のはず。殺人も偶発的なものなのか?計画的なものなのか?
密室って素敵w個人的には犯人の自供が早すぎるのがだめかなー。前回読んだ有栖川有栖の「朱色の研究」も自供が早かったなー。もっと粘ろうぜ。ってことで★4つくらい。
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久しぶりに読んだ本格推理小説。エラリー・クインに触発された作者が、物語の途中で「読者への挑戦」として犯人当てを促している。残念ながら外れてしまったが、とても面白かった。青春時代の甘酸っぱさやほろ苦さなどが懐かしくよみがえってくる内容だ。
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有栖川有栖さんの作品を読むのは初めてw
少し設定に無理があるかな?って思ったのと
登場人物が多すぎたような・・・
凄く期待してたんだけど
物足りなさを感じた作品だったかな?
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夏合宿のために矢吹山のキャンプ場へやってきた英都大学推理小説研究会の面々―江神部長や有栖川有栖らの一行を、予想だにしない事態が待ち構えていた。矢吹山が噴火し、偶然一緒になった三グループの学生たちは、一瞬にして陸の孤島と化したキャンプ場に閉じ込められてしまったのだ。その極限状況の中、まるで月の魔力に誘われでもしたように出没する殺人鬼。その魔の手にかかり、ひとり、またひとりとキャンプ仲間が殺されていく…。いったい犯人は誰なのか。そして、現場に遺されたyの意味するものは何。
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「十角館の殺人」に続き、こちらも15年ぶりの再読。デビュー作とは言え何度も改稿を重ねているためか、本筋以外の文章も楽しめる。まだ多少のロジックに弱いところがあるけど、本格の本流とも言える作者だけに緻密な推理が展開される様は、もやもやが晴れていく爽快感がある。殺人事件が社会的にどう処理されたのか曖昧にしているラストも、後味を良くする巧みな割愛。“淡くて切ない夏の思い出“的な読後感が心地良い。