投稿元:
レビューを見る
初・有栖川有栖。本編全体に漂う幻想的な雰囲気が印象的でした。ミステリとしてはそんなにわくわくしなかったけれど。つぎは女王国の城を読む予定。
投稿元:
レビューを見る
推理小説の王道。学生アリスシリーズの第一弾
キャンプ場に集まった大学生グループ。殺人が起きるものの、火山が噴火し、道がなくなり、取り残される・・・
有栖川氏が数々の推理小説の影響を受けているのがよくわかります
そのせいか、やっぱパクリっぽいなって感じ
書かれた時代もあるけど、今読むと回りくどくて古い表現が多いので、ちょっと引く・・・
登場人物がやたらと多いののも難点かな?
それ以外はお話としては良かったです
投稿元:
レビューを見る
キャンプに出かけたら、噴火はするわ殺人は起こるわの大騒ぎ。
殺人よりも噴火の展開の方が、私としてはドキドキさせられた。
投稿元:
レビューを見る
学生アリスシリーズの第1作。
クローズド・サークルもの。
エラリー・クイーンの影響が垣間見えるような、論理立てた推理が展開される。
犯人はそれほど意外性がなく、トリックもさほど目新しいものではないが、(書かれたのは相当前ということもあるが)
主人公(有栖川有栖)たちを襲う火山噴火や、有栖の恋などが上手くからめてあり、楽しく読めた。
投稿元:
レビューを見る
ある時書店で学生アリスシリーズの新作を発見いたしまして。
てっきり三部作だと思っていたので驚きつつ、じゃあこの機会に読んでみるか、と。
作家アリスの方は一冊のみ読んだことがあったのですが、学生アリスは全くノータッチでしたんで。
いやはや、ここまで本格的推理物だとは存じ上げませんでした。
終盤で江神さんが謎解く前に読者に向けての挑戦ページがあってビビリました。
これって推理物では普通なのかなぁ?
私推理風味小説は好きだけど本格的ミステリはほとんど読んだことないのでよく分かりませんが。
まぁ私は推理物は推理せずにストーリーのみ楽しむ派なので、1秒後にはページを捲っておりました。
答えを聞いても、ほうほう成る程ね、言われてみればそうかもね、という実に明かし甲斐のない感想しか出ませんよ(笑)
正直、人物が多すぎて把握できなかったっていうね!!
私、高校時代クラスメート40人の顔と名前一致させるのに2年間かかったのに!
(そしてもう8割方忘れた)
……無理だよorz
と、いいつつ手元には何故か孤島パズル(次巻)があったり。
アレ何故だろうおかしいな……気長に進みます。
投稿元:
レビューを見る
再読。あっれー、人物の把握こんなに難しかったっけ? EMC以外の数人の男子がときどき混じってしまいました。さて、数年ぶりの再読。相変わらず部長は魅力的だし、アリスは可愛いし(ふたりのファースト・コンタクトが最高)。細かい記述が真相につながっているのにはやっぱり恐れ入りました。この作品でもあるロマンチックな描写は、さすが有栖川先生。けっこう面食らう文章があるとおもうんですが、どうでしょうかね。このまま「女王国の城」まで一気に再読しようかな。
2010/03/05
投稿元:
レビューを見る
◆あらすじ◆
夏合宿のために矢吹山のキャンプ場へやってきた英都大学推理小説研究会の面々───江神部長や有栖川有栖らの一行を,予想だにしない事態が待ち構えていた。
矢吹山が噴火し,偶然一緒になった三グループの学生たちは,一瞬にして陸の孤島と化したキャンプ場に閉じ込められてしまったのだ。
その極限状況の中,まるで月の魔力に誘われでもしたように出没する殺人鬼。
その魔の手にかかり,ひとり,またひとりとキャンプ仲間が殺されていく……。
いったい犯人は誰なのか?そして,現場に遺されたYの意味するものは何?
平成のエラリー・クイーン=有栖川有栖の記念すべきデビュー長編。
「本書は、閉ざされた空間で起こる連続殺人事件がメインテーマである。第一の死体の傍らにYと記されたダイイングメッセージが残されており、そこから『Yの悲劇'88』というきわめて魅力的な副題が生まれてくる、結末近くには型通りの読者への挑戦状が挿入されており、クイーン・タイプの謎解きミステリを愛する読者には(かく言う筆者はもとより)格好の贈り物といえよう」鮎川哲也
投稿元:
レビューを見る
キャラが多すぎてちょっと追っかけるのが大変。
けれど論理のみの犯人当ては見事だった。
火村先生が犯罪者を憎む探偵なら、江上さんは赦す探偵なんだと思う。
どこか似てるけれど本質的には違う感じ。
投稿元:
レビューを見る
初 学生アリス読破 です。
助教授も好きだけど、部長もなかなか好きでした。
内容は・・・長い、ですね。
登場人物の多さにちょっと眩暈、でした。
これくらいが普通なのかなぁ?
連続殺人のクローズドサークルだとやっぱりこのくらい必要なのかしら?
しかも、本名とは別にあだ名で呼び合うというオマケつき。
混乱した・・・。
精進します。
投稿元:
レビューを見る
学生アリス第1作。(再読)
作家アリスの方がどちらかといえば好き。
江神さんの方は本格的なミステリ。
読者への挑戦をまったく受けることがないけれど、アリスの若さは学生でしか味わえないのかもと思うと、なかなかおもしろい。
投稿元:
レビューを見る
うちの近くの大学出身の方が書かれた本格フーダニット推理小説。
エラリー・クイーンが好きというだけあって、その作風にも似ている部分があります。
有栖川さんの作品はフーダニットに重点をおいているので、自分で推理しないと面白みが半減します。ぜひぜひ挑戦してみてください。ちなみに私はわかりました。
投稿元:
レビューを見る
初めて読んだミステリーがこの本
いやー登場人物多い!
さらにニックネーム付き!うひゃあ
内容はなかなかです
解答編を読んでなるほどぉ!といった感じ
俺をミステリーの世界へ引っ張り込んでくれた思い出の作品です
投稿元:
レビューを見る
山奥のキャンプ場で偶然一緒になった男女十七名。楽しかったキャンプは、ある事件と火山の噴火、殺人事件で様相を変える。クローズド・サークルの中、殺人犯は誰なのか?
すっごい面白かった!名作と言われるだけありますね。ダイイングメッセージが二つあるんですが、どれもミスディレクション(読者に対する)っぽいものがあって面白かった。犯人よりも、他の描写(噴火の描写とか、ふとした雰囲気とか)が印象に残りました。
投稿元:
レビューを見る
学生アリスシリーズ第一作目。
夏合宿のため矢吹山のキャンプ場へとやってきた英都大学推理小説研究会。
山が噴火し、偶然一緒になった三グループと陸の孤島と化したキャンプ場に取り残されてしまう。
そこで起きた驚愕の殺人事件とは!!?
恋愛要素はそこまで要らなかったんじゃぁ・・・(´Д`;)
投稿元:
レビューを見る
新本格、などと称される推理小説の王道を行く有栖川有栖のデビュー作である。自称ミステリ好きの癖に未だに未読だったのは秘密である。
キャンプ場、偶然居合わせた面々。火山の噴火と夜毎に起きる殺人事件。火山の噴火という偶発的要素が作り出すクローズドサークルである。
犯人は何処まで事態を予測出来うるのだろうか?状況を支配できるだろうか?読者のそんな愚かな心配を掻い潜って素敵に犯行を完遂した犯人に脱帽である。
非常に分かりやすい作りの作品である。
ダイイングメッセージ「Y」もちゃんと写真付きで紹介されるし、重要な台詞には点が打ってある。
挿入される「読者への挑戦」が物語るように、読者と作者の一騎打ちである。そんな真っ向勝負の姿勢に非常に好感が持てた。
アリスの切ない恋心とクールな江神の謎解き。
魅せる文章の書き味もなかなかで、ついついのめり込んでしまった。
硬質で骨太なミステリィ。
『衝撃』に走りがちなこの分野にあって、ロジックで読ませる秀作である。