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学生有栖モノ第1作目。秀作です。
矢吹山のキャンプ場で偶然一緒になった三グループの学生たちは、孤島と化したキャンプ場に閉じ込められてしまう。そんな中、殺人鬼が出没し・・・。新本格の極みがあります。
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英都大学ミステリ研の先輩と登山キャンプに出かけたアリス。他大学の仲間たちとも打ち解け、楽しいキャンプだったが……。突然の火山噴火、そして連続殺人。名探偵江神二郎登場の、青春ミステリの傑作。
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間違いなくミステリなんだけど、読後感は甘酸っぱい青春の物語を読んだよう。それは悪い意味じゃなく、純朴で一途で一生懸命な登場人物たちの魅力がそうさせるんだと思う。有栖川作品には火村&アリスのシリーズもありますが、個人的に江神&アリスのこちらのシリーズのほうが好きなのは、この作品の影響。
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あれ、私が持ってるのと画像が違う…。まぁいいや。有栖川有栖の作品はミステリとしても面白いですが、同時にとても青春小説臭いと思います。そんなとこが嫌いじゃないのですが。
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有栖川有栖の代表作というと「双頭の悪魔」といわれているようですが。自分は、江神シリーズの中では此方の方が好きです。とっつきやすいからかもしれません。ミステリでかつ青春小説って感じでしょうかね。
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江神シリーズの最初の本。
この作品でアリスにほれました。
関西弁ってのが親近感があっていいですね。
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人によると思うんだけど、私は学生アリスシリーズより作家アリスシリーズの方が読みやすい。何でなんだろう。学生の人間関係に特有の、少し青くてヒリヒリした感じが負荷だからかな。
で、久し振りに学生アリスシリーズを、それもデビュー作を読んでるのだけど、昔読んだときより面白い気がする。これだから本ってやつはたまらんわな。
この作品の参考文献になってるリーパー『月の魔力』は、後に私も訳書を入手して途中まで読んだ(ばからしくなって読了してない)。月の引力が人間の精神状態に影響するバイオロジカル・タイド理論というものだが、なんか途中であからさまに統計学を放棄してたので。ネタとしては好みなんだけどね。
(江神さんはキャビン吸ってる。火村センセはキャメルだったよな。)
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EMCだいすき。(主張)
謎解きミステリとしての面白さも十分、そして何より青春小説としても存分に楽しめる、甘酸っぱい一冊。
筋の通ったスマートな謎と青くて瑞々しい恋。
ミステリとして読み応えは「双頭の悪魔」のほうが上なのですが、「月光ゲーム」がマイベストEMCです。
何度も何度も読み返してしまうのは、この本。
うーん。甘酸っぱい。
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有栖川有栖の処女作。Yの悲劇という副題がついているだけあって、クイーンばりのばりばりの論理ロジックが展開、こてこての本格モノです。犯人への手がかりはここ一点しかありえないという大変エレガントな仕上がりになっています。学生アリスと江神部長シリーズ第一弾。有栖川作品で一番好きな作品です。ちょっぴりほの悲しいラストも好きです。
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有栖川有栖デビュー作、江神シリーズ一作目
夏合宿のため矢吹山にキャンプにやってきた英都大学推理小説研究会一行はそこで同じく合宿に訪れていた2グループの学生達と出会う。
しかし、突如山が噴火をはじめ、彼らはキャンプ場に閉じこめられてしまう。
そんな状況下で連続殺人鬼は彼らを一人、また一人とその手に掛けて殺害していった。
犯人は誰なのか?ダイイングメッセージは何を意味しているのか?
何度読んでもどこか気恥ずかしい青春小説(←違うって)
誰がって、アリスが。若いというか、熱いというか。昔はちょっとこの作品苦手だったんですが、最近はむず痒く思いつつもほほえましく感じてしまうのは、やはり年をとったからか(涙)
しかしこの作品、アリスはやたら若いが、その分江神さんがやけに年寄りじみてると思うのは気のせいか?(笑)
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◆毎度のことながら、表現や状況説明とか、不安定な状況が作り出す雰囲気作りがすごいと思いました。そして何より、なんて夜を描くのが巧いんだろうと。夜、月、闇、光、感情、そんなものがよく似合う作家さんだな、と。トリックも、あっと驚くようなものではなかったけれど、しっかりとしてて(というかこの本の場合、活火山に取り残されるという状況もある種のトリックだといえるかも)これがデビュー作だというんだからまた凄い・・・。今度から、月を見る時間がさらに増えそうです。しかし火村先生とはまた違った意味で、江神さんという人は気になる人物ですね。謎を解くためにも、近々孤島パズルと双頭の悪魔も読もうと思います。
それにしても。「肉体の陰に性感帯があるように、思考の陰になった部分にもそれがあって、僕は今、江神さんのそこに触れているのかもしれない」
という一文がえらく印象的でした。
妖しさも奇妙さも包まってて、なんて表現力。
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有栖の学生シリーズ。火村さんも好きですが、江神さんも好きです。意外に学生のほうが私はお気に入りかもしれません…。
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有栖川有栖のデビュー作。何度も改稿しただけあって、良く出来ていて、悪いけれども彼の推理小説の中で一番良かった。
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アリス学生編。最初に読んだのは実は此方で、作家編は後でした。お陰でエガミスト且つヒムラーと云うおかしな傾向が(笑)
でも、純粋に面白かったなと云う印象が強いです、今尚。月に関して書かれるのがお好きなのかしら、と思ったり。
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私のファースト有栖川。タイトルがかっこよかったので借りた覚えがあります。
ミステリっぷりと綺麗な文章にクラクラでした。