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こういうものをハードボイルドというのだなと思った。
猫も杓子も携帯電話の今読むと違和感もあるし、携帯があればこの事件は解決するんじゃ…と思うところもあるけど、その辺目をつぶれば本当に面白い。
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直木賞作家、の言葉に惹かれて購入。この作品の次に発刊されたものが直木賞受賞作品らしい。ハードボイルド、というジャンルの定義がイマイチ分からない私だが、これを読んでなんとなくハードボイルドを知った気になった。
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原りょうの処女長編。
主人公沢崎は年齢から言うと中年のおじさんなのだが、とても渋い。
そして彼の台詞が特に格好良いのだ、これが。
ハードボイルド好きの方はぜひ。
そして実は原稿盗用を恐れた作者により、本書にはある仕掛けがある。ぜひ探してみては。
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2007/6/23
最後にどんでん返しがあったものの起伏が少ないストイックなハードボイルド。
ストーリーにというより主人公に揺れがないからかな。
私は揺られたいんだけど。
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私立探偵沢崎シリーズ、堂々の開幕!!
チャンドラーに捧げられた長編デビュー作。
あまりにハードでカッコイイww
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現実の世界では、ハードボイルドな男は苦手ですが、小説の中ではものすごく好き。なんで現実の世界では苦手かというと、なんだかとてもヤニ臭そうだからです。
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心理描写が極力抑えられ、登場人物の「言うこと」「やること」によって各々のキャラクターが形容される。そのような文章様式にあって、すべてのおのれの言動に意味を持たせつつ奔走する沢崎さんがいちいちかっこいいです。未知の状況に対する彼の行動を追っていってても、伏線がつながったときのカタルシスとともに気づく「あのとき」の行動の意味を振り返ってみても、無駄がない。凝らされたプロットにはもちろんのこと、沢崎さんのかっこよさでもどきどきさせられてしまうシリーズ第一作。
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本当に最後の一文まで読んで初めて全部の意味が分かる本
題名と内容がちゃんとリンクしてる本は大好きです
読んでるとなぜかゲームの探偵神宮寺とかを思い出す
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20年以上前の、超ハードボイルド探偵小説。チャンドラー好きにはたまりません。勿論舞台は新宿で、タバコとウィスキーが必須です。原りょうはこの小説の次の『私が殺した少女』で直木賞を受賞するのですが、こんな小説今のみんな知らないだろ〜〜っと思って読んでたら、この前三鷹のTSUTAYAに平積みになっててびっくりしました。ということで『私が殺した少女』も買っといたので、近日中に読みますー。新宿のバーに行ってわざわざ読もうかしらん。
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極めてチャンドラー的な国産ハードボイルド。東京を舞台にチャンドラー的な世界が上手く換骨奪胎されている。プロットが少々込み入っているし、読後の後味はあまり良くない。
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初・原作品。
面白いとは聞いていたけど、それ以上に遅筆で有名な作家なので、読み出したら、すぐに全作品読み終わってしまいそうなので、今までなかなか手を出しにくかった。
しかし、読んでみると、本格的なハードボイルドで、時代背景に古さを感じるものの、十分楽しめる。
沢崎の人間味を感じさせないキャラクターが、さらに今後を期待させる。
あ〜、やっぱり一気に読んでしまいそう・・・
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ルポ・ライターの失踪、怪文書、東京都知事狙撃事件…。西新宿に探偵事務所を構える沢崎が立ち向かう難事件の背後には巨大な陰謀が隠され、鮮やかなラストシーンに向って物語はスピーディに展開してゆく。
レイモンド・チャンドラーに心酔する、ジャズ・ピアニストの著者が2年の歳月をかけ完成させた渾身の処女長篇。
いきのいい会話と緊密なプロットで贈る、期待の本格ハードボイルド登場
第2回山本周五郎賞候補作
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再読した。
デビュー作だが、最初から素晴らしい文体に感動した。好きなセリフを引用したらキリがないだろう。
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サスペンスとして最後までドキドキしながらよめた。
舞台は少し前で若干古い感じは否めないけれど(ケイタイとかないし)、ストーリーは全然古びていないところがすごい。
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和製レイモンド・チャンドラーを挙げるなら彼である、と評された方がいたので。
読んでる途中で星4つつけるほど、主人公沢崎のキャラクターがいい。
国産ハードボイルド小説の主人公で、こんな魅力的な人物がいたのか…!
ひたすら不器用なおっさんです。
そして女の趣味がいい。
これはシリーズ集めるかも。
読後
シリーズ集めます