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世界が違う人。
とにかく、絵を見つめると、その絵の世界の中に溶け込んでゆくことができる。ぼくは電車の中で「女の館」という絵をみてその道をたどって夜の女のの赤い家にはいっていったのだから
赤い気球の中に乗ってゆけるし、自分も四角なぼやっとした色の人になることができる。その世界は独特だから、違った自分になることができる。
色彩、構図、デザイン、センス、方法、陰影などが考え抜いて実践した人かな
谷川さんも書いているけど、インスピレーションを受けて絵から言葉が湧き上がってくる。ぼくも谷川さんのまねをして適当な詩をつくりました。
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クレーの絵が好きだ。中学の美術の教科書で『幻想喜歌劇「船乗り」から格闘の場面』を見て以来、ずっと変らず好きだ。そのクレーの絵40点に、谷川俊太郎が14篇の詩をつけた本だ。買わずにいられないだろう。『金の魚』の「しあわせはふしあわせをやしないとして/はなひらく」の言葉が重い。
その後書きにもあったけれど、クレーの絵は人にインスパイアを与えるのだろう。加古隆もピアノ曲でクレーをリスペクトしていたな。で、しっかり持ってる私(笑)
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友達と本屋さんで素敵だねと一目ぼれし、一緒に買った思い出の本。詩として読めるし、絵だけでも楽しめる不思議なつくり。絵と詩の織りなす美しくも切ない世界。あとがきも好き。この本で谷川俊太郎さんを知り、さまざまな詩集を集めるようになりましたが、その中でも一番この本が大好きです。
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パウル・クレーの展覧会に行って、ファンになりました。なかなかお目にかかれないので、絵本で我慢。笑 谷川俊太郎さんの詩とあいまって、素敵な本です、癒されます。
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形ではなく、色で美しさを感じる。
どんなよろこびのふかいうみにも、ひとつぶのなみだがとけていないということはない。
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時々思い出しては読み返す、ずっと手元に置いてある絵本。
パウル・クレーの絵と谷川俊太郎の詩の融合。
優しい谷川氏の詩がよく似合っています。
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クレーの好きな友人が、プレゼントしてくれた。谷川俊太郎の詩は、私にはストレートにぐさりとささるものと、まったく響いてこないものがあるので、自分では遠巻きにしているのだけれど、この本は彼女との想い出、という点でも大事なもの。私にとってはどちらかというと、クレーの絵のほうをじっくり眺めるための本、ということになるかな・・・。私は、絵のタイトルと絵そのもの、を、じーっと見比べてあれこれ考えるのが好き、クレーの場合は。
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学生時代、テキスタイルデザインの授業の制作課題がパウル・クレーだったことがあったの。絵は苦手でいつもろくなものがつくれなかったんだけど、その時の課題だけ学年で最高得点だったんだよね(笑)
ピンクのポスターカラーでぼかしを入れた地にクレパスでパウダーな質感をだして、その上に回転木馬のモチーフを入れたの。
馬の質感に,当時あった、布にかける膨らむ絵の具みたいなのを使って描いたなあ..
懐かしい(笑)
ひさしぶりに読んでみたい本。。
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答えがない。この絵本にかかれた詩を読んでいると、なぜ?どうして?の答えを探してしまう。
これが詩の力なのかと驚く。
ふにゃふにゃの綿で答えを隠されてしまったようで、焦らされているように感じる。
絵がいろんな角度から見て感じることができるように、谷川俊太郎が書いたこれらの詩から、いろんな解釈・いろんな読み方ができる。それはそれでいいけれど、谷川俊太郎が何を思って、こんな風に受け止めてほしいんだよと考えて書いたのかが気になってしまう。
読んでいた時のぞくぞくとした感じが今も残っている。
「黒の王様」がどんな王様だったのかが知りたくてたまらない。
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パウル・クレーと谷川俊太郎。
絵画と詩による、またとないコラボレーション。
両氏とも、子供っぽさを根底にしながら、矛盾するようだが、老成した者のみが感じられる世界を描いている。
無邪気なようで、実は、深い悲しみや愛がある。
一筆一筆、また、一文一句を味わうのではなくて、どちらも作品を全体として、味わうべき。
さらに、不思議なことは、絵画と詩が交感し合っている。共鳴では陳腐だ。深いところで響き合っている。
クレーの絵画無くして、谷川の言葉はない。また、逆に谷川の詩によって、クレーの絵画は深みを増している。
本の最後にある谷川の一文を読んで、私は体中が震えた。
希有な才能を持つ者は歴史上、何人もいる。しかし、その二人が出会い、結びつき、さらなる「一つの才能」として開花されるのはとても珍しいことではないだろうか。
「愛蔵書」と呼ぶにふさわしい本はそう多くはない。その意味で、この本は、出版文化の一つの頂点を見せてくれていると思う。
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青でも赤でも茶でも、風合いのある色でただぼおっと見ていたい...そんなクレーの絵が沢山あります(*^_^*)谷川さんの詩も、クレーの絵にリンクして抽象と言うには具体的で、写実では全くなく、慣れていない私には難しい感じ。
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本の表紙に使われている作品が小さな頃から大好きだった…
谷川俊太郎のつづる言葉は、とても純粋で、いつもふと読み返したくなる作品がたくさんある。
クレーの描く絵には、さまざまな色彩が小動物のように身をひそめていて、それは時に四角や三角の面になり、時には線になって、カンバスの上に散らばっている。
自分にとってのお気に入りの一冊。
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クレーの絵は、ことばにならない憧憬を含んでいる。
谷川俊太郎の詩とあわせてじんわりとくる。
“いのちはいのちをいけにえとして
ひかりかがやく
しあわせはふしあわせをやしないとして
はなひらく
どんなよろこびのふかいうみにも
ひとつぶのなみだが
とけていないということはない”
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クレーの絵が好き。色彩と音楽に溢れてます。しかし記憶と題名がちょくちょく異なるんですなあ。訳の違いということかなあ。
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パウルクレー氏の絵画も、
谷川俊太郎氏の詩も、
正直なところ理解できた気はしないけど、
感情の奥底で納得できるて、
深く深呼吸したような気分になった。