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推理自体は微妙な気がしたけれど、気軽に読めるので良し。何度も読み返せそう。一年たてば内容を忘れられる自分が有難いような憎いような。
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法月綸太郎と図書館な話。あとがきにもありますが、図書館法というものがあります。が、それはさておいてのおもしろさ。
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最近超人系の探偵ばかり読んでいたので、『死刑囚パズル』で焦ったり、迷ったりする綸太郎が新鮮。『過ぎにし薔薇は……』が好き。
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なんとなくあんまり好きな文体ではなく、後味がよい作品も少なかった。短編に分かれているので、後半に載っていた、図書館シリーズは司書の女性との関係がなかなか素敵だと思ったけど、前半の話は重ため。
2007年4月
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法月綸太郎シリーズ
『死刑囚のパズル』
死刑執行の直前に毒殺された死刑囚。直前に用意されたお茶。急きょ変わった執行官との関連。
『黒衣の家』
法月警視の叔父の葬式。対立する親子。恋する少年。葬式から3週間後に起きた農薬による毒殺事件。
『カンニバリズム小論』
同棲する女を料理して食べた大久保信。法月綸太郎と面会する男が分析するカンニバリズムの意味。
『切り裂き魔』 図書館シリーズ
推理小説の前半部のページが切り取られる事件の捜査依頼。
『緑の扉は危険』 図書館シリーズ
蔵書を寄贈すると遺言し自殺した男。男の死んだ部屋の緑の扉の秘密。寄贈を拒否する妻の秘密。
『土曜日の本』 図書館シリーズ
「50円玉20枚を両替する謎の男」という題目で競作する企画。ネタに困った綸太郎。実際に本屋で両替する男。覆面作家の正体。
『過ぎにし薔薇は・・・』 図書館シリーズ
図書館で大量に本を借りる装丁家の女。彼女の不倫相手の作家。死んだ子供。
2010年5月29日再読
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死刑執行当日に、何故死刑囚は殺されたのか?(死刑囚パズル)
男は何故、恋人の肉を食べたのか?(カニバリズム小論)
図書館の本の冒頭だけを切り裂く犯人の真意とは?(切り裂き魔)
法月綸太郎の短編集。特にオススメは上記三作。死刑囚パズルはアンフェア臭い、っていうかアンフェアです。これは誰にも真相分からないと思います^^どうだろ
カニバリズムは二段構えでオチがきて楽しい(内容はともかく)。切り裂き魔は、本を愛する人ならものすごく共感できる内容です
あまり考え込まずにサラッとミステリを読みたい時にオススメです^^
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タイトルを忘れてしまいましたが、カニバリズムの短編(確かこの本収録のはず)が10年たった今でも心に残っています。
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短編集。派手さはないけれども地道にロジックを積んでいく感じが特徴的。
『死刑囚パズル』が有栖川氏の作品のあとがきでオススメされていたので楽しみに読んでみたのですが、なるほど氏の『スイス時計~』のようなテイストの、動機云々は後回しの隙のない理詰めの推理が面白かった。こういうのは読後感がもやっとしなくていいです。掴みもよかったのでこれに関しては良作なのではないでしょうか。
図書館シリーズ?は小粒ながらまあ納得できる範囲かと。地味だけど。
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短編ミステリー集である。最初の一編が、処刑直前の死刑囚が毒殺されるという密室ものだったので、どちらかといえばパズル・ストーリーを予測して読んでいった。まあパズル・ストーリーであることは確かなんだけど、なにか一種独特の味がある。たとえば先ほどの死刑囚の話にしても、「だれが」「いかに」より「なぜ」の方に鮮やかさが感じられるのだ。「だれが」「いかに」のほうはエラリー・クイーン張りの論理性で鮮やかに解決するので、それもとても気持ちがいいのだけど、実はその先に味があるって感じかな。
全体の半分くらいをしめる図書館シリーズ。とてもかわいい作品達でおもしろかった。恋する名探偵、とてもいい。このシリーズの長編があるなら、ぜひ読みたいものだ。
2009/4/5
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「死刑囚パズル」「黒衣の家」「カニバリズム小論」
カニバ良。自分はこういうパターン好きなのかもしれない。
図書館シリーズ4編
「切り裂き魔」「緑の扉は危険」「土曜日の本」「過ぎにし薔薇は……」
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法月さんの短編集。
初の法月作品です。
最初の「死刑囚のパズル」「黒衣の家」は重い話でした。
でも、そのあとの図書館シリーズは好きですね~
このシリーズ読んでみたくなりました。
でも、図書館シリーズでも「過ぎし薔薇には…」は真相が分かった時ちょっと重かったかも・・・
やられた!って思ったのは「カニバリズム小論」。
グロいって思ったけど、ラストの落ちを予想してなかったのでビックリ。
単に私が騙されやすいのかもしれないですけど…(^_^;)
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なぜか素直に「名探偵」と呼べない…だけど愛着がある素人探偵法月綸太郎の第一短編集(全7編)。「死刑囚パズル」はあっと言わせるものがあるし、「切り裂き魔」は犯人に共感の意を込めてお気に入り。
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短編集。見事に粒揃い。動機の設定が抜群にうまい(それだけリアリティーがある)。トリック重視の他の新本格の作家とは一線を画している。
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年末年始に祖母の家や実家で読む目的で買った。
12月30日から読み始めて、今日読み終わった。
うーん。
謎の解答が、「なるほど!」というよりは
「そういうことも、あるかな・・」という感じ。
あ、でも切り裂き魔は面白かったな。
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短編集だが本格的な作品から気の効いた日常推理の作品までバラエティにとんでいる。文体も読みやすく感じた。作者のミステリに対する蘊蓄の深さも垣間みることができる。前半の重たい作品も良く練られていて読み応えがあるが、後半の図書館シリーズの軽妙さも非常に良い。