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[墨田区図書館]
多摩図書館が編集した、子どもへの読み聞かせに適した推奨本の一冊。「昔話は、タカラの山です」として紹介。
何かのおすすめリストで、「アナンシと五」を知り、それが収録されている本として「子どもに聞かせる世界の民話」(矢崎源九郎)を知った。その改定版と思われる本書も、今回同時に借りてはきたものの、どうやらこちらは、単に字を大きくしたことでページが増えたために増冊(分冊)したというだけでなく、抜粋本だったらしい。掲載量だけでなく、各国の位置が何よりもこの表紙絵の仕上がりなどからも、子ども自身が読むなら字の大きい本書もいいが、大人が読み聞かせなどで使うなら、そうでなくても読めるなら、初版の「子どもに聞かせる世界の民話」方が◎。
ちなみにこの本は、世界各国に伝わる昔話や言い伝えなどを、なるべくその種類が被らないように数ある話の中から各国各一話と決めて編集されたもの。そのため、話が少ない(選べない)国から優先して掲載話を決定しているため、「その国らしい」話とか、「その国でもっとも有名」な話を掲載しているわけではなく、場合によってはその国の話として「知らない」話だったり、「そぐわない」と感じる話が選択されている場合も。
子どもに世界に目を向けてほしい親としては、表紙裏に描かれた世界地図(本書にはない。初版のほうにのみ)は嬉しい反面、「国名リスト」がないのがやや惜しかった。目次に各話の題名と、それに続いて伝承国の名前が記されているものの、「話」をメインに読みたい場合はいいが、地図や広げさせたい知識に基づいて、「○○国」の話を読みたいなーと思った場合、ランダムに掲載されている目次から必死に目視するしかない。巻末に、地域ごとの国名リストや、世界の国名リスト一覧による話の逆引きとか、表紙裏の世界地図内への掲載ページ表記とか、その手の国⇒話の表示(リスト)があると良かったな。
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『アナンシと五』小2読み聞かせに◎
『王子さまの耳はろばの耳』小6読み聞かせに◎
●人間にかわれるようになったけもの
●アナンシと五
●王子さまの耳はろばの耳
●けものたちの、ないしょ話
●うさぎのつの
●うしかいとさいばんかん
●ひな鳥とねこ
●あわれな悪魔
●力持ちののみ
●ねことひょう
●ひょうの子とかもしかの子
●金のつののトナカイ
●わたの花と妖精
●くもとりす
●チワンの錦
●子ぎつねのライオンたいじ
●お百姓とえんまさま
●二ひきのよくばり子ぐま
●魔法のビール/
●ふしぎな玉
●マルーシカと十二の月
21話
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図書館本。長女リクエストで予約した本。シュールだったり、ほっこりだったり、勧善懲悪だったり。面白いです。