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紙の本
エフェメラとは何か
2001/11/23 04:07
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投稿者:うつほ - この投稿者のレビュー一覧を見る
エフェメラ。
美しきもの。闇の帳を渡る蝶。異形のもの。
そして人類の革新。
吸血鬼である。吸血鬼と呼ばれ、永き時を人に寄生しながら歴史の隅で生き続けてきたものたち。この吸血鬼を大原まり子が書くとこうなるのか。
エフェメラの話を始めに、連作短編に近いノリで進み、それぞれが重ね塗りをしていくように厚みを増していく。
彼らが人から人へと移るシーンはホラー小説も真っ青なくらい生々しくて怖いのだけど、彼女らしく母性が話をリードして、後味の良いものになっている。私はネタバレをどこかの書評でうっかり読んでしまい、かなりがっかりしたものだけれど、それでも面白さは半減しなかった。きっと無心に読むともっと面白いに違いない。
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