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スナーク狩り みんなのレビュー

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みんなのレビュー155件

みんなの評価3.9

評価内訳

151 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

まるで映画のようなストーリー

2004/04/30 23:36

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:youko327 - この投稿者のレビュー一覧を見る

あとがきで「宮部みゆきは映像を意識して書いている」とあったが、まさにその通り。特に、この後発表される模倣犯を読んだ人には是非この初期の作品も読んで貰いたいと思う。こちらの方がコンパクトにまとめられている分、登場人物の把握も楽である。たった一晩の出来事なのに、1冊の本になってしまった。それだけ内容が濃いのである。最初はあまり期待していなかった。でも、みなさんの書評を読んで読みたくなって手に取ったら、完全に嵌ってしまった。本当にお勧めの1冊です。

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紙の本

物語の終盤が、とても意外でした!

2002/07/31 23:00

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投稿者:まるチーズ - この投稿者のレビュー一覧を見る

「変わった題名だなぁ」と手にとった1冊。
おもしろくて、あっという間に読み終えてしまいました。

この小説では、スピード感のある展開もおもしろいのですが、『被害者から加害者になった人物』が、印象的でした。
特に、その二人のうちの一人が、物語の終盤でとった行動が、私にはとても意外でした。なんとなく、「直接的な復讐」かと思っていたのですが、「こんなやり方で、自分の大切な人を殺した人々を裁こうとするとは!」と、目が覚める感じでした。
もっとも、その後の展開は・・・。

読み終えたあと、少し物悲しさを感じる小説でした。しかし、物語を一貫してあるスピード感は、十分なエンターテイメントを提供してくれます。
ラストに向かって徐々に高まる緊張感は、手に汗握るものでした。

宮部みゆきさんの小説は、他の作品もそうですが、とても丁寧で、よく練られている感じがして、好きです。

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紙の本

誰が誰を殺すのか

2002/07/03 09:21

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投稿者:董丞 - この投稿者のレビュー一覧を見る

ルイス・キャロルのスナーク狩りを読んでいない私は、スナークがなんなのか全然分からなかったのですが、読まなくても全然楽しめます。
物語は6月2日大安の日曜日の8時から翌日の早朝までの、たった一晩の出来事。
登場人物は関沼慶子を筆頭にいっぱい出てきて、それぞれの視点でその一夜の出来事が順々に描かれて行くのですが、それぞれの個性や印象が強いため、誰が誰なのかという混乱はありませんでした。
最後まで誰が死んで、誰が殺すのか予想できず先が気になるのですが、とばして最後を知りたいとゆうのではなく、その1ページ先が知りたくてどんどん進んで行っちゃうのです。私自身寝る前に少し読もうかな〜と思っていて気づいたら、外が明るくなっていたくらいです(笑)。

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紙の本

スナークとは

2002/07/01 21:39

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投稿者:塔ノ上 - この投稿者のレビュー一覧を見る

疾走感のあるストーリー展開で、一気に読ませてくれる。職業作家としての宮部みゆきの実力が、いかんなく発揮された作品に思えた。復讐を取り扱った作品には、どれもどこか虚しさが残るものが多い。この作品の読後感も、やはりどこかやりきれなく、暗い気持ちになった。しかし、このやりきれなさこそ、宮部みゆきが、この作品で伝えたかったことなのではないだろうか。1992年に発表されたこの作品は、今現在取りざたされている問題を、的確に描き出している。今ようやく人々が関心を持ち始めた問題に、早々と警告を鳴らしている。その実力こそ、著者の作品が、多くの人々の心を捉える理由のひとつだろう。スナークとは何か、最後までわからなかった。その正体を理解できる日が、いつかくればいいな、と思った。

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紙の本

交差する哀しみの暴発。そこに巻き込まれた人々

2002/06/30 08:35

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投稿者:くろねこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

タイトルのスナークとは何か、最後まで分からずに読んでいました。
でも、哀しい、人の心って、あまりにも哀しいですね。
憎しみは、たとえそれが、どれほど正当なものであっても、
心を蝕んでしまう。

まず、慶子。
お金持ちで、甘やかされた少女。
人と付き合ったらいいのかがうまく分からずに、安易な方法に頼ってしまい、
それを、1番傷付く方法で利用された彼女。
その傷を治す方法なんて見付からない。
散弾銃を持って、彼の結婚式に乗り込む以外には。

織口邦男。
慶子が銃を持っていることを知り、自らの計画のためにそれを奪っていった男。
なんのために?

そんな2人のために、車を走らせる若い男女。
2人は、織口に追いつくことができるのか?

司法制度では、裁けない罪がある。
それを逆手に取る奴がいる。
そんな風にして傷付けられた人の心は、どうやって癒されればいいのでしょう。
「私刑」、「私的な復讐」が正しいとは思いません。
でも、そういう方法でしか裁くことのできない悪人を、
野放しにしていいのでしょうか。

もちろん、犯人を殺したからといって、踏みにじられたものが元に戻りはしません。
失われたものが帰ってはきません。
でも、そいつが、のうのうと生きていくことに、どうして被害者が
耐えなくてはならないのでしょう。
なのに、どす黒い憎しみに心をゆだねることは、自らの心のある部分を
失ってしまうことだなんて、あんまりです。

慶子と織口の、交差する悲しみ。
思いがけずそこに行き合わせた神谷親子。
深夜の車内での思い掛けない打ち明け話。
言葉を失った幼い少年の心の傷を思うと、胸が痛みます。
彼らの存在が、せめてもの救い。
小さな灯りのように、希望を灯してくれます。
憎しみに突き動かされた他の人たちも、それを乗り越えて、
強く生きていってくれるようにと。

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2004/09/25 15:35

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2004/09/26 18:27

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2004/11/21 18:39

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2004/10/12 02:32

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2004/10/15 20:45

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2004/11/09 09:17

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2005/05/13 19:59

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2005/06/29 09:42

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2005/08/26 01:47

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2006/02/10 19:55

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