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この小説を書き始めた時、ぼくが決めていたこと――
1・世界全部を入れる
2・歴史全部を入れる
3・愛と友情と哀しみを入れる
4・読んでひたすら面白い
5・なおかつ、今世紀末の日本文学を代表する(!)
6・同時に、今世紀末の世界文学を代表する(!)
7・そればかりか、21世紀の文学を予言する(!)
ぼくの能力は出し尽くしたような気がする。いま、これ以上のものは書けない。(著者)
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入手方法:一読目は廿日市図書館で。二読目は小石川図書館で。
二冊目に読んだのを覚えています。
高橋源一郎は外国文学を訳したりして造詣が深いのに、具体的な外国文学のパロディはあまりしていません(空気は踏襲していますが)。また、明治の作品を論じているのだからもうちょっとさかのぼった時代のものについても詳しそうなのに、江戸時代の作品についてもあまりパロディしません。
しかしこの本は「ドンキホーテ」と「奥の細道」が大きな役割を負っています。
松尾芭蕉に対する空良のホモ・ソーシャル的な感情に、幼いわたしは戸惑ったものでした。
前半は「さようなら、ギャングたち」に似ていますので、そちらがお好きな人はこちらもどうぞ。
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アメリカがまだ若く、人々に力と勇気が満ちていた時代。ブッチとサンダンスは列車や銀行を襲い、追手と戦うのを仕事にしていた。しかしある日、二人は噂に聞いた謎のゴーストを探しアメリカ横断の旅に出る!全編を貫くパロディー精神。そして詩情も豊かな言葉遊び。21世紀文学を予言する著者渾身の力作。
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ゴーストとは一体何か?
それよりもまず初めて読んだ人は言うでしょう「わけのわからない小説」だと、しかしそれが源一郎クオリティなのでしょう。
私は面白いと思いました。これを見たあなたが面白いと思うかはわかりません。気になれば読んでみてください。
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ツキヒハヒャクダイノカキャク二シテ
の下りだけがとても面白かった。あとは脈絡のない話が散乱し、テーマのゴーストも結局意味不明。