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高校、大学と夏休み最初の日に必ず読み返してた1冊。どこまでもどこまでも駆けていきたくなるような、そんな気分にさせられた作品でした。たぶん今読み返しても、あのころの爽快感は味わえないんだろうけども……。
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ブラットベリの中でも特に好きな一冊。大草原の中で風に吹かれているような爽快感と夏の終わりにふっと感じる喪失感を味わえる作品
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金色のお花。きらきら輝く夏・・・
レイ・ブラッドベリの完成度の高いこの作品は、じっくり読み込むべき1作。
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おばあちゃんの作るたんぽぽのお酒は夏をつかまえて瓶につめた味。この夏,自分が12才の少年であることの素晴らしさ。太陽の光の下を思い切り走る。そして,今,生きているということ。珠玉の一編。
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懐かしさを文字にするとこんな感じ。
この本はなぜか読まないまま過ごして来た。レイの本は相当に読んでいるんだけどなぁ。タイミングを外したような。「さよなら僕の夏」というまさに続編が登場したので、この機会に続けて読むことにした。
たんぽぽのお酒なるものが実在するのか、そしてそれは美味しいものなのか、はさておき。夏の思い出を瓶に詰めるようなその作業と残された瓶が懐かしさの元になる。確かに少年時代の夏の日なんてどれもめちゃくちゃで妄想に満ちていて、魔女も悪意も善意も喜びもごちゃごちゃとハローウィンよりどっと押し寄せてきていた気がする。そんな夏の思い出とひっそりと残されるお酒の瓶が夏を記録していく日々。
猥雑だけれど、少し悲しく、とても懐かしい物語。
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過ぎていった夏。
終わらない夏。
トローントローンの夏。
一番好きな本。
生と死を感じるまで、少年はいつまでも夏を生きてるんだな、と。
別に物書きでもないけど、これが自分の書くべき理想の小説なんだろうな、と思う。
ロックとも思う。
夏の幻想は永遠です。いつまでも、絶対。
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素敵な本です。
夏を思い出すときに、私は夏を果たして本当に憶えているのか、そんなことを思ったりした。
黄色い、たんぽぽの色って太陽みたいだよね。
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いつまでも夢見る少女じゃいられないんだから、と言われても、
ブラッドベリのそれは手放せないと思う。
永遠に思春期でいたかったら、本棚にブラッドベリを埋め尽くすことだ。
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80年近く前のアメリカ、イリノイ州に暮らす少年の
日常をつづったストーリー。
子供のころ世界が未知の物であふれていたころの、
新鮮な驚きや感動が随所にちりばめられたストーリー。
作者の自伝的な本らしいです。
タンポポのお酒というのは、日本で言う梅酒のような
ものかなぁ^^;毎年、時期になると家庭で作っていた
ようです。
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こういう本を読み慣れてないせいか読むのに時間が掛かった。それでも理解できない部分も多かった。理解できた部分だけでも感動できただけに、残念。
英語力があったら、ぜひ原作で読みたいんだけど……。
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中学生のときに「読んでみたい本リスト」に書き入れつつ
ずっと読みそびれていて、数年前に古本屋で電撃的な再会を果たした本。
イリノイ州を舞台に、12歳の少年ダグラスのひと夏が描かれています。
ユーモアとちょっぴりミステリーの要素が入った「少年時代への憧れ」が
きらきらと黄金に輝くたんぽぽを漬け込んだお酒と重なって
今にも瓶からこぼれ落ちそう…
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暖かで詩的なSFを書くブラッドベリのベスト版。
柔らかな手触りの短編集。
表紙が荒井良二さんなのもキュンとします。
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訳が物凄くわかりにくい。読みにくい。けどまぁいいや、何となくわかる気がする。
もう大人になってしまった我々が12歳の夏の空気を薄ぼんやりと味わう本ってことで。
婦人会の魔女の話とライム・バニラアイスの話が好きです。
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ずっと積読状態で数年。読み始めたら、おもしろかった。描写がすごいんだけど、(萩尾望都さんの影響でレイ・ブラッドベリを知ったせいか)ばーっと絵が広がる感じ。
たったひと夏だけど、主人公ダグにとって特別な夏。
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気がつけば児童書(中学生以上)だったらしく、でも大人が読んでも十分な本だと思います。12歳で読めばひと夏の物語だけど、感じ方は年を経て変わる気がします。
いろいろなエピソードが詰まっている中でも、何となく気に入ったのは、孤独なおばあさんと近所の子供たちの話。
「おばあさんにも少女のころがあったのよ」、という言葉を子供たちは信じられずに大笑い、悔しくて仕方のないおばあさんは・・・。
「ファンタジーの名作」なんていう帯が突いていたけど、ちゃんと地に足がついている物語。孤独や生と死、きちんと中身のあるファンタジーです。