紙の本
表題作よりも
2002/03/09 23:06
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投稿者:hdk - この投稿者のレビュー一覧を見る
鈴木作品にはあまりない短編集である。
映画化された表題作もホラーとしては良かったが、私は一番最後に収められている作品が大好きだ。その中で、父が我が子に送る手紙の言葉に涙した。作品中に非日常的な空間を作り出しつつ、人間的な愛情をしっかりとその中に描き出す鈴木光司作品をこれからも追いかけていこうと思う。
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■説明
あの「リング」の鈴木光司の本です。「現代の怪談」といえそうなホラー短編集です。
■感想
人物の感情描写がうまく、つい引き込まれてしまいます。中の描写にはやはり気持ちの悪いものも多く、苦手な人は読めないかもしれません。(実は私も昨日電車の中で読んでいて電車酔いして気持ち悪くなってしまいました)
しかし、気持ち悪い話ですが、最後まで読むと読んでよかったと思えるそんな本です。
プロローグからエピローグまでで全体の話が完結します。
もう少しだけhttp://pon.sub.jp/blog/archives/000146.htmlこちらに書いてあります
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ホラーと書いてありますが、別段怖さがメインではないように思います。
人間模様が面白く、私の好きな一冊です。
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これも映画になったけど・・・うーん、俺にとってはいまいち。怖くないし。子供を守る母親の愛の話でしょうかねぇ
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映画のCMを見て、読んでみたのですが・・・。
これって短編集だったんですね。
なんか、ものたりなかったです。読み応えがいまひとつ。
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東京湾と埋め立て地・東京。水をテーマに、巨大都市に淀んだ恐怖を描く短編集(7作品)。リングのようなセンセーショナルな怖さじゃなく、日常に潜むじわりとした不安感。地味だけど日常に密着しているだけにより不気味で怖い。その不気味なモノの正体をハッキリさせないところがうまいと思った。
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巨大都市の欲望を呑みつくす圧倒的な「水たまり」東京湾。ゴミ、汚物、夢、憎悪…あらゆる残骸が堆積する湾岸の「埋立地」。この不安定な領域に浮かんでは消えていく不可思議な出来事。実は皆が知っているのだ…海が邪悪を胎んでしまったことを。「リング」「らせん」の著者が筆力を尽くし、恐怖と感動を呼ぶカルトホラーの傑作。
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『リング』の貞子が、小さな女の子になった感じでしょうか。オムニバス形式の短編集ですが、気になったのはこの女の子の話。映画にもなりましたし、ハリウッドにも出ました。
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ホラーなんですけど、恐いというよりは切なかったり、哀しかったり、胸が締め付けられる作品ばかり。上手いなぁって思いましたですよ。森に沈む海など、涙なくして読めません。
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<きっかけ>リング・らせん・ループで鈴木光司にはまったので、続けて買ったのがこの本です。
<コメント>前回の作品のインパクトとどうしても比較してしまいがちなわけで、それ基準で物事を判断してしまったせいか物足りなさでいっぱいでした。(短編集ってのも物足りなさを手伝ったかも)
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リングも読んだことありますが、
それより断然こっちの方が面白い!!
ホラー嫌いな私(なクセに結構読んでますが(爆))ですが、これはそんなに怖くなかったです。ま、怖いシーンももちろんありましたが。たしか、短編集で映画化されたのは最初の話だったと思いますが、映画だとなんか怖く脚色されているのに対し、
原作は子を思う母の素敵な物語だった気がします。
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鈴木光司好きでした。リングとらせんを最初に読んだときは恐くて泣きそうに・・・この作品も結構良かったような思い出が。
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短編集とは途中まで気がつきませんでした。
この先にきっと!・・・と勝手に決め付けて読んでいたので、
なんだか中途半端な気分に・・・。
私の先入観で読後感をダメにしてしまったかな?(汗)
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現代の都市怪談のお手本のような作品。水をテーマにしたホラー短編集ですが、どの話も読者を引き込む文章、ストーリー構成のうまさがあります。「リング」のような背筋がぞくっとするような話や、どんでん返しのある話、泣けてしまうような切なく感動する話もあり、話の幅の広さを感じました。これはマジでおすすめです。
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映画化もされた鈴木光司さんの作品。小説だと短編集なんですねぇ…水にまつわるホラー、というか日常からのふとした変化から恐怖が始まるのが面白いです。
「子供が、しがみついているんだよ、キールに」