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紙の本
裁判にもなった脱ゴーマニズムの金字塔。
2002/06/10 18:23
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投稿者:軟体枇杷味物質 - この投稿者のレビュー一覧を見る
従軍慰安婦の強制連行は無かった! 慰安婦を連れてきたのは民間の業者であり、日本政府に責任は無い! 今まで皆、偏屈な左翼に騙されてきた!
刺激的で日本人に心地よい主張をする小林よしのりの新ゴーマニズム宣言(以下、『ゴー宣』)に対し、学術的な調査から反論し、解説するのが本書『脱ゴーマニズム宣言』である。
本書はまず、社会派となった小林よしのりがいかにして現在のスタンスに立ったのかを分析し、その上で彼の論理を分かりやすく説明し、その矛盾点を突いていく。
従軍慰安婦の強制連行のみに拘る奇妙な論理の張り方、当時の大日本帝国国内法下における娼婦よりも劣る環境に置かれた女性を現代のソープ嬢とイコールにする明らかに事実を無視した記載…
『ゴー宣』を読んで何か変だ、とか、ここは本当にそれだけなの? と思った人にお勧めしたい一著。これを読めば、一見、快刀乱麻を断つのカタルシスをもたらす『ゴー宣』がいかに酷い暴論、拡大解釈、果ては捏造の上に成り立っていたかが分かります。
また、後半に掲載された著者の講演は、内容が前半と若干かぶりますが、彼らの背景にある『新しい歴史教科書をつくる会』をはじめとする自由主義史観の台頭を解説。
なかなか解り易く、少なくとも価格に見合う説得力・充実度のある名著だと思いますが、元よしりんファンとしてのスタンスで徹底研究した本書はパロディの意も込められてか、よしりん流の駄洒落が出て来るため、この点で不愉快な思いをする人には強いてお勧めはできません。よって、星4つとさせていただきました。
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