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坂本龍馬と共に時代を駆けた男の光と影
「龍馬、今の世は間違っちょるぜよ」中岡慎太郎は堅く世直しを誓った。脱藩して尊皇攘夷運動に身を投じ、維新回天の熱き思いを抱いて薩長同盟実現に東奔西走する。激動する幕末を坂本龍馬と共に駆け抜け、新しい日本の運命を定めながら、遂にその輝かしい黎明(れいめい)を見ることなく散った男の光と陰を描く長編歴史小説。
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かなり厚い本ですが、おもしろい!!!!
坂本龍馬の影に隠れがちな中岡さんの活躍がとても細かく、丁寧に描かれています
「結局中岡慎太郎は何した人?」っていう方には是非読んで頂きたい!!
あと、作中の中岡さんが、とても好感がもてます!
現存する写真から想像する中岡さんの性格そのもの!
作者様わかってらっしゃる!
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焼飯(笑)イメージからの脱却を目論んで読んだんですが、これすっごく面白かった…!
中岡はひたすら可愛く、そして出てくる人々は皆爽やか且つ格好良く描かれる。それは大久保・山縣も例外ではない(笑)
伊藤と仲のいい山縣が、新しかったです(笑)あんなに男前な桂さんもなかなかいない。全体的に長州勢が仲良しで、夢のようでした。
特定の人物をあげるために周りの人々を低めて書くことをしない姿勢には頭が下がる。他の作家にも見習ってほしいよね!!
欲を言えば、あの素敵な笑顔写真のエピソードもこの人の筆で見てみたかったなあ。
しかし土佐勤王党時代までばっさり切っても750ページ超って……すごい。面白いからすいすい読めるけど。
小鶴とのラブコメがもう、可愛すぎる。
真木和泉さんにきゅんとした。来島の爺様もそうだけど、暴発組の背景をもっと知りたい。
五卿動座にも、こんなゴタゴタがあったとは初耳でした。勉強になる…。
中岡慎太郎という人を通して、今までとは全く違う幕末維新を見ることができた。最近長州側の史料ばっかり読んでいたんで。
多角的な視点をもたにゃいかんなー。視野の狭さをつくづく思い知らされる今日この頃。
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龍馬を取り上げた作品はあまたありますが、中岡慎太郎を取り上げた作品は珍しいので読んでみましたが、小説としての面白さがあまり感じられませんでした。
この辺りは、作者の実力と言わざるを得ないかもしれません。