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アル中の母を抱え、貧困の中を育ったキャシーがトップモデルとして成功の階段をあがる。
レイプや前科、妊娠・出産…を経験しながら、変わらぬ愛を胸に。
コンテンポラリーだけど、今読めばほぼヒストリカル。
嵌められて冤罪で捕まったキャシーが、ロークに連絡取ろうと必死で手紙を送る…。
その後も手紙を送り続ける。
電話はしようと思わなかったのかな?
ロークは良い人だし、父親に絶対に言いなりにならない人なんだけど、キャシーを探したり連絡取ることには以外にガッツ見せないなー、と物足りなく思ってしまった。
キャシーがレイプされた時、スデにロークの子を妊娠してるけど、キャシーは気づいてないのにも関わらず、妊娠発覚で即ロークの子って思ってるけど、何故一度もトレイスの子であるかも?と疑わないのだ?
レイプって恐ろしいショックな事件だと思うけど、キャシーはトラウマにもならず、ちょっとあっさりさせすぎじゃないのかな。
背表紙に「ピュア・ロマンス」って書いてあったから、サムが出てきてまさかお付き合いして愛するようになるとは思ってなかった。
最初は嫌だった。ロマンスなんだからロマンティックであって欲しくて、こういう小説では夢を見たいために読んでるのに、運命のヒーロー以外が出てきて結婚までしちゃうなんて嫌だー!と思っていた。
のだけど、サムがあんまり良い人で、キャシーがアル中のお母さんの事を話さずに秘密にしてることで心を痛めてるので気の毒になった。
そして最後の最期まで良い人で、もうサムの最期のシーンでは号泣した。
わたしもサムを失った、って感じで哀しかった。
とろこで、何度か読み返したんだけど、キャシーがロークのお父さんと対決して銃を撃った後、なんで出血してたのか説明してあった?
スカートに血がべったり、ハンカチにも血が…って、ローク父の血だと疑われたわけだけど、血がべっとりつくほどキャシーはどんな怪我したの?
謎。
スカートとハンカチが行方不明になったのも謎のまま。
偶然じゃないでしょ?気になる…って読み逃した???
いい話だったと思う。☆も4つつける。
でも、一度読めばいいかな。