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ライズ民間警察機構 テレポートされざる者・完全版 みんなのレビュー

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みんなのレビュー3件

みんなの評価3.9

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3 件中 1 件~ 3 件を表示

紙の本

読めば読むほどワカラナイ、、、(笑

2006/03/05 23:39

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kokusuda - この投稿者のレビュー一覧を見る

ディック氏の作品を評価するのは本当に難しい。
特に82年に彼が亡くなってから出版された作品は、完成品か?
未完成なのか?さえ判りにくい。
しかし、彼は作品を一気に書き上げるタイプだったし、、、

人類が太陽系外に進出した未来。
唯一の殖民惑星への移動はテレポート装置だけだった。
そのため、小型貨物宇宙船だけが市場に残された。
強大な軍事力を有するようになった国連に委託された「THL社」が独占管理する
テレポートは一方通行で、地球に戻ってきたものはいない。
しかし、この世の楽園に例えられた殖民惑星への移住者は後を絶たず続いていた。

この殖民惑星の状況に疑問を抱いたラクマエルは、自分が所有する大型宇宙船で
往復36年かけての旅で確かめてくることを計画していた。
妨害の多い中で巨大企業「ライズ社」だけが支援し計画は秘密裏に進められていた。
しかし、その計画によって予想もしていなかった秘密が明らかになってくる。
妨害をしていたのは誰だったのか?
明らかになった秘密とは?殖民の真実とは?現実とは?

実は本作は1964年と1983年に作品化されています。
その時の題名は「テレポートされざる者」。
ディック氏の死後に遺品の中から欠落のある原稿が見つかり
欠落部分を補筆して完全版と銘打たれ83年に本作になった訳です。
しかし、その後またしても欠落していた原稿が見つかり日本での翻訳時に付録として付くややこしさ(笑
それぞれの版で印象が大きく違うので、日本版も本当に完成形なのか?
う〜ん、、、。

作品としてはディック氏らしいというか、、、。
細かく見ていくと登場人物たちの性格や言動が一致せず、別人か?と、感じる場面もあるし、
伏線は無くなるし、つじつまの合わない部分も多々あります。
時系列も脈絡無く飛んでしますし、途中の説明も無し。
現実とは何か?という主題が見え隠れしますが、小説の展開はあらすじに登場する
殖民惑星もラクマエルも地球も最後まで、どうなったか解らないまま、、、。
読者を巻き込む異様な迫力と不安定な作品世界の魅力だけはスゴイんですが、、、。

以前にサンリオから出版されていたのは64年版。
両方を読み比べると、小説としての枠組みがかなり違います。
ディック氏は、どの方向に読者を導きたかったのか?どんな作品にしたかったのか?
読めば読むほどワカラナイ、、、(笑

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2005/04/13 01:08

投稿元:ブクログ

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2023/05/06 11:51

投稿元:ブクログ

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