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素材を加工する力が必要。背景の歴史的知識を押さえておくことは何より大事、必須のこと。役人時代の話はつまらないけれど、政治家時代の、政治家月旦が面白い。
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五訓 省益を忘れ国益を追え 嫌な悪い事実を報告せよ 勇気をもって意見具申せよ(どういたしましょうかというな) 俺の仕事でないというな 決定が下ったなら必ずそれに従え、そして実行せよ
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川崎ブックオフで購入する。このシリーズは面白いです。宮澤喜一さんのインタビューを除けば、面白いです。論座のインタビューシリーズも面白かったです。この政治家の人気の秘密が分かります。愛嬌があるのです。例えば、経済閣僚をやりたかったと主張しています。ただし、キャリアから見て、なれないことは分かっていた。しかし、経済だって勉強したんだと主張しています。
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カミソリ後藤田のオーラルヒストリー。内容にやや盛り上がりに欠けるが、実務に長けた人の語りは勉強になる。
以下、面白かった箇所。
・田中角栄から閣僚人事案を見せられても「やりますな」と後のトラブルを避ける為に適当にはぐらかしていた
・後藤田五訓
①出身がどの省庁であれ、省益を忘れ、国益を想え
②悪い、本当の事実を報告せよ
③勇気を以って意見具申せよ
④自分の仕事でないと言うなかれ
⑤決定が下ったら従い、命令は実行せよ
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以前一読したような気もするが、あまりよく覚えていなかったので、再度読んでみた。
最初に読んだ時には「オーラル・ヒストリー」という様式であることを知らなかったのでいい加減に読み飛ばしてしまっていた。
複数回、無期限のインタビューで事前に5~10項目の質問を送って回答をインタビューの形で改めて聞く、という形式だったというようなことが下巻の最後に説明されている。
改めて読んでみて、内容も難しいが質問やインタビューの手法も非常に高度で難しいものだな、と感じた。
中公新書の『オーラル・ヒストリー』を参照しつつ、もう少し読み返してみたいと思う。
内容については、同時代の公人で本書に登場した人物による語りを読まなければ正直良くわからない部分も多い。ただ本当に聞き取りも語り手も大変な仕事だったのだろうなあと思った。