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【附属世田谷小学校 図書新聞から 「先生特集」】
大好きな先生が突然退職されました。実は先生に残された時間が少ないのです。ふたりは、先生の所にかよい、先生から色々なメッセージをもらいました。
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高校生のヘンリーとゼルダが、末期癌のアップルバウム先生と過ごした最後の日々。重たいテーマだけど語り口があっさりしているから若い人にも読みやすいかもしれない。
厳しい口調の婦長さんが一番親身に患者を思っていたり、鬼婆みたいな先生の姪バーニースが心から先生を愛し、先生も彼女を愛していたり、だからと言ってヘンリーとゼルダがバーニースを好きになれるかというと違ったり。
でももう少し哀しくない物語なら良かった。
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アップルバウム先生に、知識という新しい光をあてられて、
セントラルパークが、メトロポリタン美術館が、
そして世界がきらめく。
新しい色になる。
実際には、生徒の誰もがゼルダやヘンリーのように
全面的に先生を受け入れられるわけではないと思う。
生きものが好きすぎるゆえの落ちつきのないふるまいに、
先生を敬遠する生徒もいるだろう。
でも、この本を読み終えて「こんな先生にいてほしかった」と思わない人は、きっといない。
生きることに対する先生のはじけるような愛と、
先生の死に直面して揺れるゼルダたちの感情に、
読んでいるこちらもさんざん心を揺さぶられてからの、あのラスト!
驚愕! 爆笑!!
すごいな高校生……。
や、頼む方も頼む方だけど……。
天下の岩波書店様、どうか復刊してください。