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現役の弁護士による、司法界を舞台にしたミステリー。巧妙な構成の中に司法の抱える問題ー莫大な訴訟に埋もれる日本中の裁判官、予算の少なさ、陪審員制の抱える問題ー等を垣間見ることができた、勉強になる一冊でした。
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一般人による陪審員制度も、海外からの弁護士流入も、数年前にこの本を読んでいたら、単なる小説の中で起こる出来事だとスルーしていたかもしれないが、今となっては前者はもちろん、後者もそう遠くない未来の出来事になるかもしれないと思うと、ちょっと薄ら寒いモノを感じた。
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再読:12年ぶりの再読だが、古さを感じないリーガルサスペンスの傑作。読み始めたら止まらない。日本の司法界にこんなことが本当に起きているか。
初読:1999年2月
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検察庁から判検交流で最高裁の民事調査官になった主人公は古巣の地検から最高裁をスパイするように命令された。最高裁判事が沖縄で殺害された事件のためだ。なにかかが最高裁で進行している。主人公は自分の法曹キャリアをかけて問題の中心にいどむ。