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紙の本
架け橋としての物語あるいは出世物語
2000/08/26 04:07
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:榎本秋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、小説誌「ザ・スニ−カ−」に連載された作品と書き下ろしで構成された短編集である。
著者水野良の二大作品群『ロ−ドス』シリ−ズと『クリスタニア』シリ−ズをつなぐものとして、『クリスタニア』が映画化される時期に合わせてハ−ドカバ−版が上梓され、今回のものはそれが文庫化されたものである。
本書の主人公アシュラムは、『ロ−ドス島戦』記中期から後期にかけての敵役であり、『クリスタニアサ−ガ』の中でも重要な働きをする人物である。そのアシュラムという人物を丹念に描くことで、『ロ−ドス島戦記』における補完と『クリスタニアサ−ガ』と『ロ−ドス島戦記』との架け橋となる部分を提供している。
アシュラムのロ−ドス島における復権から、島脱出、そしてクリスタニアとの出会いまでを描いていて、『ロ−ドス』本編をよく補完しつつ、野党から騎士、将軍、そして王となっていく成長の過程が楽しめる。
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