投稿元:
レビューを見る
なんかすごい怖かったです。
登場人物はみんな心のどこかが歪んでいて、読んでいてぞっとします。
ただ、だんだん最後のオチが想像できちゃいますね。
罪を犯す理由も理解できない部分が多い。
投稿元:
レビューを見る
まぁ×2。ひたすらまぁ×2としか言いようがない。
小池さんお得意の心理サスペンス短編集。全4話。
彼女のサスペンス作品も長編を中心にいくらか読んだけど、どれも心理描写がすばらしいし、話の設定も巧妙で、どれも、ほんの少しの偶然のいたずらで、いつでも日常に起こり得そうですごくゾッとする。リアリティーがあるんだよね。毎回ドキ×2しながら読んでた。
でも、今回の『うわさ』は、ん〜って感じ。日常に潜む怖さという、現実味のあるものというよりは、フィクションとして楽しむものって感じ。私が好きであって、小池先生に期待した内容のものではなかったなぁ。
その中であえてお気に入りをあげるとしたら、私好みの小池節がちらっと垣間見えた『ひぐらし荘の女主人』が、読後、背筋がスーッと寒くなる感じでよかったかな(*´▽`*)
投稿元:
レビューを見る
人殺しとうわさされるヘルパーには人には言えない趣味があった。
表題作「うわさ」を含むサスペンス短編集。
日常生活に潜む静かな恐怖を描いている。
心理描写はうまいが,
ミステリーとしては物足りなく,ホラーとしても軽い。
個人的には,「災厄の犬」が良かった。
投稿元:
レビューを見る
これも実家から。
サスペンス短編集です。
どれも、普通の人が些細なきっかけから
道を踏み外していくといった内容でした。
小池真理子の心理描写は私にはとてもすんなりと
納得できてしまいます。
投稿元:
レビューを見る
4つの短編集からなるこの作品は、どれも続きが読みたくなり、読んでいて止まりませんでした。話に入り込みやすい内容で、さらに描写もわかりやすいと言う理由から、好きな一冊です。
投稿元:
レビューを見る
図書館の本
内容(「BOOK」データベースより)
“あの人は人殺し”そんな“うわさ”が立ったから、私はヘルパーを辞めざるをえなかった。あのとき、おばあちゃんは、もう死んでいたのよ。仕方がないから、いまは静かにしてスーパーでパートやってる。私の楽しみはただひとつ。勝手知った元の雇い主の家に忍び込んで…。誰のなかにもありそうな心の歪み。日常生活にある静かな恐怖。ホラーミステリー傑作集。
小池真理子はホラーより恋愛小説がいいな、って思ってしまった。
短編集は近頃依然読んだものが混じっていることが増えてきた。それだけこの作家さんの作品を読んだということだけど、タイトルだけで思い出せるものが少ないのはなぜだろう?「独楽の回転」の麻子の焦燥感が手に取るようにわかったのは怖かった。
投稿元:
レビューを見る
小池さんには珍しい短編集であんまり他の長編のような恐怖は感じないが、どれもうまくまとまっていると思う。
いろんな立場や登場人物、どれも感情移入出来る作品だった。殺人をする人の心境ってこんな感じなのかと思った。
投稿元:
レビューを見る
小池真理子、「墓地を見下ろす家」がめっちゃ怖かったから期待して読んだけど、日常に潜むホラーを描くなら、一般人の目線から壊れてる人を見る方が絶対に効果的だと思う。
壊れていく人は、正常な読者から見れば、あくまで自分とは絶対に縁のない人なんだと思う。なんで臨場感が沸かない。
くも、狂犬、ひぐらし荘、うわさの4話だけど、ひぐらし荘が一般人目線で面白い。
そんでもって4話中3話の狂う人が中年女。「中年女ってもう何しでかすかわかんないからおっそろしいよね」って作者からのメッセージでしょうか。同意します。面白いですね。
1/21/11
投稿元:
レビューを見る
11月18日読了。40代を過ぎ生活に倦んだ男女がヒヤリとした目に遭う、日常ホラー短編集。どの話もオチが読めると言えば読めるのだが、うすら寒いものを感じながらそれなりに楽しく読むことができた。男性主人公の2話はちょいと踏み込み不足の気もするのだが、表題作の「うわさ」は「うわさ」の主体の中年女性とそれを熱く見つめるさえない大学生、と視点がひねってあって面白い。殺人鬼や異常者が出てこなくても、「幸せに暮らしたい」と願うだけで、一歩踏み出すだけで人生にはいくらでも恐怖の展開が待っているものなのか。
投稿元:
レビューを見る
短編集4話
独楽の回転
災厄の犬
ひぐらし荘の女主人
うわさ
日常生活に潜む罠。
冒険と犯罪の境界に挑む。
まえの2話は他の本ですでに読んでいた。
短編集の一覧を作らねばと思った。
投稿元:
レビューを見る
*「独楽の回転」静かで慎み深い生活を望む妻と、異様なまでに精力的で無神経で騒々しい夫。夫の中で昼夜の別なく回り続ける独楽を止められたら・・・
*「災厄の犬」捨て犬だったバブルが来てから厄災ばかりで孤立無援の男。意を決して犬を捨てに行くが・・
*「ひぐらし荘の女主人」美しい囲われものの彼女と屋敷を自分のものにするために、男が腹をくくったこととは・・・
*「うわさ」人殺しと噂される元ヘルパーの楽しみは、かつての雇主の合鍵でこっそり部屋を物色すること。思わぬ信望者を得た彼女が取った行動とは・・・
誰のなかにもありそうな心の歪み、日常生活にある静かな恐怖を描いた、ホラーミステリー。ざわざわした救いようのない読後感。それでももう一度手に取ってみたくなる。
投稿元:
レビューを見る
男と女を書かせたら、小池真理子だと思うけど
オンナを書かせても、小池真理子かもしれないと思った作品。
全ての作品のオンナが怖すぎる。
でも、そのオンナを分かると思ってしまう自分も怖い。
投稿元:
レビューを見る
うわーーー。
4つの短編の主人公たち、見事にドツボにハマっちゃったねー。
どんどんハマりこんでいく様がちゃんと書かれてて、読んでて面白かった。
その中でも『災厄の犬』が良かった。
最後は、ぞぞーーーっと鳥肌たった。こっわーーーー。
でも、こういうのちょっとホラーっぽくて大好き。
一番インパクトのある終わり方で、読み終わった今でも怖くてぞーっとする。
投稿元:
レビューを見る
「独楽の回転」「災厄の犬」「ひぐらし荘の女主人」「うわさ」の4編を収めるホラーミステリー集。短編集だが、それぞれの物語には独自の存在感があり、全ての話において引き込まれてしまう。
個人的には「ひぐらし荘の女主人」がストーリー性、ミステリアス性において一番引き込まれた。日常的に起こり得そうな場面を切り取った「独楽の回転」はストーリーの意外性には欠ける(読み進めていくと展開が読めてしまう)が、何といってもタイトルがいい。「あぁ、そういうことか~」と最後まで読むとタイトルの意味が分かってくる。
どの話も「世にも奇妙な物語」で取り上げられそうな内容であり、実写化したら面白いような気がする。
投稿元:
レビューを見る
ザワザワ、ゾワゾワ…
実際に起きていそうな、なんとも言えない気持ちの悪さ。小さい頃、お風呂に入っている時に心配になって何度も点検口を見てた時の気分になった…。好きな人にはすごくハマりそう。