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何かの書評にはレズがどうしたとかその手の世界の描写ばっかりで読むに値しないみたいな書かれ方だったらしいと功が言っていたが、読んでみるとそんなことはなかった。栗本さんがその気になってその世界のことを書き始めたら、こんなもんではないのだ。翼あるものとか、真夜中の天使とか、あの路線とは確かに違う。でも、伊集院さんが出てくるほどの話ではない気がする。設定に無理があるというか、どこかで使われた……それこそ仮面舞踏会のときと同じ状況じゃないか?今回の被害者は(以前書かれたカルメン思い出した)本当にそんなことでは死にそうにないタイプだ。一応結論が出た後にも私には疑問が残る。精神的な仕掛けによる犯罪を暴くみたいなんじゃなくって、もっとスリリングな謎解きものが読みたいな。薫くんの世界なのかな?そういうのって。'96
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伊集院大介の名探偵シリーズです
でも、伊集院いらない(笑)
偉大な魔女が臆病な少女?
あまりにも、露骨な性をテーマにした
作品に駅壁していたのですが、その内
その性格を推理する作品だと気がつく
でも、純文学のような作品にすること
も可能な作品かなと思うのでした
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栗本薫さんの伊集院シリーズの中で初めて読んだ作品です。
読んだ当初は中学生でかなり衝撃でしたが、題目の通り「洞察」が本当におもしろくて、何度も読み返しました。
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自殺した女性と自殺に追い込んだ人の物語。
破茶滅茶な女性の死亡が自殺として事件化されなかった。
近しい人が、疑問に思い、伊集院大介に検討を依頼する。
探偵らしい聞き込みにより、自殺に追い込んだ人を特定する。
その過程で、パソコン通信という単語が登場する。
パソコン通信は時代を反映した用語で、ウェブの掲示板の小規模なものに相当するかもしれない。
アメリカで起きた「フリーズ」事件とは、日本人の子供が、アメリカでハロウィーンのときに、「フリーズ」と言われて止まらなかったことで射殺されたことがどういう罪になるかが問われ、刑事裁判では無罪になった事件である。民事裁判では支払いが命じられているとのこと。その後、銃の撤廃を親族が展開している。
http://www11.plala.or.jp/yoshic/
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このシリーズで何故かこれだけ読んでなかったので、手にとってみた。
伊集院大介じゃなくても良い様な気がする反面、彼でもいなきゃ話が希薄になる気がする。
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つまらなくはなかったかな、くらい。大絶賛はできないし、そもそも犯人だって何となく分かる。意外な動機も驚くようなトリックもなく、だらだらと話が続く印象。
なにより、描写が逐一くどい。多分半分くらいのページ数で済むんだろう話を、心情を詳細にスケッチしようとし過ぎるあまり、しつこく描写し過ぎているような感じがした。