サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

e-hon連携キャンペーン ~5/31

hontoレビュー

ほしい本の一覧を見る

星野道夫の仕事 第2巻 北極圏の生命 みんなのレビュー

予約購入について
  • 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
  • ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
  • ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
  • 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。

みんなのレビュー6件

みんなの評価4.8

評価内訳

  • 星 5 (5件)
  • 星 4 (1件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
6 件中 1 件~ 6 件を表示

紙の本

いのちの輝き

2007/06/04 15:42

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:考える木 - この投稿者のレビュー一覧を見る

写真家は、自らの内から湧き出る想い、メッセージをその作品に込める。
しかし、星野道夫の写真は、そんな作家の意匠などとうに超越している。
彼の写真は、シャッターが切られた、まさにその一瞬一瞬を生きる生命そのものを写し出す。
それは、ホッキョクグマなどの生態を撮ったものはもとより、エスキモーたちの手によって解体されていく鯨の写真にさえ感じることができる。解体され滅んでいく肉体を離れようとする鯨の生命、そしてその生命を飲み込もうとしているエスキモーたちの生命……。厳しい北の大地で、繋がり息吹く生命の環が感じられる1枚だ。
生命の輝きを伝えようという意図は、おそらく星野自身にはなかっただろう。
おそらく彼は、太古からの気の遠くなるような時間の流れに想いを馳せ、ゆっくりとした種のうつろいを交えながらも繰り返されてきた、生命の営みを覗き見る歓びにシャッターを切ったのではないだろうか。北極圏に生きるあらゆる生き物と同じ時間を共有し、同じ空気を吸いながら、その場所で共存できることの歓びが、写真からは伝わってくる。
結局、星野の写真は、彼自身の生命のほとばしりなのだろう。
彼は、自分の生命が震え、感動するままに記録したに過ぎない。
しかし、そこに撮られたものは、何よりも被写体の、そして、星野自身の生命の輝きを伝える。
わたしたちにとって大切なことは、想像することなのだろう。
わたしたちの周りの文明社会とはいっさい関わりのないところで、別の世界が幾つも広がり、息づいているということを。
そうすることで、ともすれば息が詰りそうな自らの生が、開けていくような気がする。
そして、それが、シベリアで果てた星野道夫という、洞察に満ち、それでいて無垢な生命の輝きを繋いでいくことになるのだと思う。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

2004/10/14 15:43

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2011/06/15 12:44

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2012/01/07 12:50

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2013/07/31 09:01

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2023/07/31 06:45

投稿元:ブクログ

レビューを見る

6 件中 1 件~ 6 件を表示
×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。