紙の本
二重螺旋の秘密
2002/04/01 23:54
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投稿者:真 - この投稿者のレビュー一覧を見る
スケールの大きさ、話の展開の面白さ、どこをとっても超一流の、「これぞエンターテインメント!」と言いたくなるような作品。面白い本が読みたい人にはうってつけ。山場の連続で読者を飽きさせない、一気読み必至の徹夜本。ただ個人的意見としては、やっぱり「ソリトンの悪魔」のほうが面白いと思う。たぶん一人称で話が進むからだと思うけど、ハードボイルドによくある予定調和なところがいくつかあった。その点「ソリトン〜」のほうは三人称多視点だったから、話が意外なところに転がる驚きがもっとあったと思う。この話も、敵や脇役の視点があれば良かったかな。ま、そんな不満もいくつかありますが、とにかく面白いってことだけは保証できます。
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人間の遺伝子の中に封じ込められてた『化け物の遺伝子配列』を解読しちゃって培養したらさぁ大変、という感じで始まる作品です。ぶっちゃけすぎか。上巻の前半は生身の人間VS化け物、という・・・普通のホラー映画モノ。第二部は超人化した主人公と、因縁を持つ化け物との血みどろ弾丸まみれの肉弾バトル。下巻の第一部は黙示録。第二部は○○との最終決戦・・・と、手を変えながらも読者をグイグイ引き込んでくれます。
物語のベースはラヴクラフトらの所謂『クトゥルー神話』で、下巻になると展開としては『指輪物語』となりますな。・・・勿論梅原さんですからそんなヌルいものじゃないんですが。上巻と下巻、どころか上巻の中でも物語の様相が180度転換するようなジェットコースター的作品であり、ニトロプラスの人々もこんなの好きだろうなぁ、と思ったり思わなかったり。まぁ下巻の展開は『ゼノギアス』にパクられたりもしたのですが、まぁそれぐらい面白い作品だ、ということで。主人公のバカさ加減や独白には時折イラっと来ますが、気軽に読める(1000ページ超えるけど気にならない)作品なのでオススメですよ。
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地上でゴテゴテの遺伝子SF。好き嫌いは分かれるかも。
ただ壮大なスケールは読み応え有る。
でもやっぱりクライマックスはやりすぎに思えてちょっと冷めた。
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「ゼノギアス」が好きならぜひぜひ読むべし。
DNA・イントロン環・ナノマシン…
そういうのでいっぱいなSFファンタジー。
お腹いっぱいになれます。
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遺伝子監視委員会に所属する深尾直樹はライフテック社で発生した事故調査の為に現場に急行する。実験区画P3の現場には研究員達の無残な死体が点々としていた。その中をモニターで確認する彼は、かつての恋人であった梶知美を発見する。中には間違いなくイントロンの解析で出現した“C”が居る。だが彼はその区画に単独で入り知美を救出した。“C”は何故知美を殺さなかったのか……?再び区画に入った彼は、バイオリアクターに死体となって浮かぶ知美を発見した……。では、先ほど救出した知美は一体……?!
これは是非映像で見たい!
テンポが良すぎてしおりを挟むタイミングがとても難しかったです。そのテンポの良さは最後まで持続されて行くので飽きが来ない。強いて言えば、下巻の電脳空間の辺りですかね。でもこの辺りはEGOD(エルダー・ゴッド)の確信に迫る部分だから興味深く読めます。
だんだんと超人化・非現実色が強くなるが、理論的に進行してゆくので、前記は全く気になりません。映像化するにはちょっとグロイとは思うが、それでも見てみたいなぁ。
個人的な極論で結末感想をバッサリと言うとすれば・・・
【結局、昔より今かよ! 深尾!!(叫)】という感じ(笑)
嗚呼……【愛って儚くて脆い】……大人の世界だわな。
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とにかく次から次へ読者を愉しませるアイデアを放り込み、読者にページを繰る手を休ませようとはしない。
また『幻魔大戦』や『クトゥルー神話』など、作家の趣味だと思われる物も詰め込み、上下巻1,000ページを駆け抜ける。
最新(1993年当時に構想のみされていたものも含めた)のバイオテクノロジーからダーウィンの進化論、そして恐竜の絶滅から新約聖書、サイバースペースなどなど、多種多様なジャンルを盛り込み、壮大なスケールで描いたスペクタクルホラー。一言で云おうとすると、修飾語が多く付きすぎて収拾が付かなくなるほど、盛り沢山のエンタテインメント作品。
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自分の中で最高の小説、前編。
医療ホラーかと思わせといて、
実際には全然違うw
ハリウッドで3部作くらいで映画化してもらいたいわ…
完全に目の前に映像が浮かぶくらいの、
素晴らしい描写力。必読。
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生物の不思議はいつも人間には解読できないし理解もできない。人間のエゴイズムで人間が苦しむのは仕方ない。
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作品の少ない作家だけど、非常におもしろかった。
ファンタジーの傑作。おすすめ
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下も同様
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きっと、研究者も小説家も、妄想する→形にする、という点では変わらない。
バイオって、やっぱりこういう危険があるよ~っていうのが、DNAに記憶されてるんじゃないだろうか。
でも、謎解きという魅力は抗いがたく。。。
映像化、できるなら見てみたい。
深尾さんの役、加瀬亮くんとか、どうかなー。
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90年代に書かれた、80年代スーパーバイオレンスアクション!的な…誰かがどこかで勧めていたので古書で購入。いやー(笑)理系のちょっとスポーツマンが事件をきっかけに、いきなりアメリカ的なジョークの強面に(笑)セリフがいちいち、お前、アメリカの刑事ドラマ見過ぎだろ!な感じで爆笑。これが80年代なら許容範囲、が、私が高校時代。あり得ない…ホラーで怖い!という評価なのだが、まだ怖くならず、下巻、読むのか、私?
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バイオホラーの先駆け?ハリウッド映画にありそうなプロットでなかなか楽しめました。『パラサイトイブ』が好きな方々なら一見の価値ありです。
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初めて読んだジャンルでした。
専門用語が多く分かりづらい点もあるが、
ストーリーが面白かったです。
サクサクよめます。
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イントロンの謎を解いてはならない。そこには恐るべき事実が隠されているのだから……。
クトゥルー神話を基にして繰り広げられるSFアクション、バイオ・ホラー。理系の専門用語が飛び交う本書は、人によっては少し読みにくいと感じるかもしれない。しかし、それが気にならないほど本書は面白い。次々と発生する事象にページをめくる手が止まらない。スリルを味わいたい方はぜひ、読んでみてほしい。
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クトゥルー神話は「ラブクラフトの小説」の扱い。 アクションなので分厚さは気にならない。
秘密を暴いた者が秘密を守る側に回るってのは、何か元ネタがあるんでしょうか?