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身近なところから「経済」や「社会」をわかりやすく考えるための一冊。経済学者、社会学者が分かりやすく書いてます。
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おもに中学、高校生向けといっていい。日本の経済、建築、都市計画、仕事、自殺、生きる意味のなさなどについて、身近な視点からわかりやすく説き起こしている。宮台真司の<生きる意味のなさ>についての章は、もっとも読み応え充分だった。この章はかなり「大人」向けの重い内容だが、中高生でも充分考えさせられる。
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前半のルールの部分はサラリと読んでしまったけど、後半の自殺や生きていくことのテーマはじっくり読んだ。
私は今の家族に産まれて幸せだなと思った。また、昔に読んだイスラム教に関する本を読み返したくなった。何だか通じるものがあったような気がする…
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(まとめ)
・近代過渡期が終わり、近世成熟期である今、天下国家のため・立身出世のためといった「意味追求型」の生き方は難しい。
・「世界は無意味だ、でも人生はそこそこ楽しい」
・遠い未来のために現在を、不透明な社会のために自分を、犠牲にするのはやめて、「今ここ」を楽しめるような生き方が重要に。
「衣」「食」「住」から
「遊」「学」「働」へ、そして
「真」「善」「美」へ
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分厚さはあるが、中学生向けに執筆されていることもあり、字は大きく文章も柔らかいので、非常に読みやすい。
ハンバーガーや一軒家の購入など、身近なテーマから社会の仕組みを解きほぐしていく。
素直に社会学すげーと思った。
私もこんな視点や思考力が欲しい。
本を読み進むにつれ、内容がどんどん深くなり、「人生」「意味」といった本質的なテーマにシフトしていく。
読んでいくうちに世界を広く、深く理解してゆくという自身の変化にシンクロする、このグラデーションのように滑らかな構成はとても心地良かった。
宮台氏の女性という性に関する論は、一理あるとは思ったが、少し極端すぎるかなとも思った。面白かったけど!
個人的には、ハンバーガーの章、家造りの章、自殺の章が面白かった。また読みたい。
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一見、無駄のように思ってしまう行動も、実はうまく世の中をまわすためには役立ってる!大人は結構ズルいようでいて健気な生き物だ。
複雑な世の中を渡り歩くには、いくつもの視点を意識して、自分のものさしの精度を磨き続けなくちゃいけないってことを痛感。震災によって、そういうことが露呈したなーって思う。
執筆陣の個性っていうか、経歴がよく表れてて面白かったなー。
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中学・高校向けの新しい「社会科の教科書」。従来の事象を覚えるだけの「社会科の教科書」とは一線を画する内容。ハンバーガーや住宅、果てはコンドームや自殺を扱って社会の有機的なつながりを描き出す。
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いやはや貧しい本。何が人生の教科書かとも思うが、この人たちはおそらく新興住宅地の少年少女の生を念頭に置いているのだろうが、「おいそこの社会学者よ、お前らの青春がダサくて、自分の家庭がしょうもなくて、ということをしたり顔して皆んなに当てはめない方がいいぜ。」と言いたくなる。社会学者たちの幼稚性は卵が先か鶏が先かという問題でもあるが、なにせ、概念化し、語れば語るほど、「人生や世界」をなめるな、「社会」をなめるなと皮肉りたくなる。ともかく、ダサいクサイ啓蒙をやっている。
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ちょっと内容が古いが,現在でも継続している問題も多数取り扱っている.
宮台氏による「人生はそこそこ楽しい,でも世界は無意味だ」と「世界は無意味だ,でも人生はそこそこ楽しい」では決定的に違うとの指摘は納得.