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母親と一緒に2時間ドラマを見てて、なんでストーリー知ってるんだろうなーって考えてたら、原作がコレでした。…これ以外にも女性の書くホラーを読んで思ったんだけど、女性の書くホラーはあまり面白くないですな。
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駆け出しの作家、美里のもとに2通のファンレターが届く。
これをきっかけに美里の生活は変わっていく・・。
なんとも、イライラしちゃう話でした。
いわゆるストーカーとも違うけど、何を言ってもわかってもらえない人間って、いるよね・・。
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駆け出しのミステリー作家である主人公に、ファンレターが2通届いた。1通は中学時代の先輩。もう1通は「愛読者」を名乗る謎の人物。「愛読者」とは一体誰なのか。主人公は、差出人不明の手紙に振り回される。
う〜ん。今回も、ストーリーの展開はよかった。嫉妬とか虚栄心とかで、人はこんなにもひどい仕打ちをしたりするんだと、怖くなった。怖いのは、幽霊とかおばけじゃなくて、人なんだなと思う。
途中までは、「どうなるんだろう?」とドキ×2したし、「人って怖い」ってすごくゾォっとしたんだけど、最後らへん、特にオチがいまいち。パンチにかけるっていうか、無理やり勢いで書き上げた感じがする。推敲しきってないのでは?と、僭越ながら思ってしまった。
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【2004.01.29.Thu】
仁科美里と雨宮麗、2つの顔を持つ作家美佐に降りかかる災難。最近のミステリーは狂気の人間を出して、全てを狂気で片付けてしまう傾向がある。しかし、ここでは更に生まれ変わりという概念を持ち込むことによって、新しい狂気ミステリーに仕上がっている。
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最初は「こんな風になるんだろうなぁ」という推測と共に読んでいたけれど、意外な展開になっておもしろかった。それにしても、柚子さんは怖い・・・。生まれ変わりのお話もおもしろかった。
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拝啓 仁科美里様、こんにちは。初めてお便りします。わたしは、仁科美里様の愛読者の一人です。
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ミサちゃんが小説家になったのは、知ってました。あそこに、本名と出身地、生年月日が載ってたので、仁科美里がミサちゃんとわかったんです。
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あなたの才能にあふれたすばらしい人です。わたしは、ミサちゃんが作家になったことを自分のように嬉しく思います。
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前略 紅葉が美しい季節になりました。仁科先生にあられましてはいかがお過ごしでしょうか。はじめまして。僕は某雑誌に発表される仁科先生の小説を愛読してる者です。貪るように愛読してます。仁科先生に僕のシミをお見せしましょうか。乾いてバリバリ音がするのです。ああああ仁科美里様仁科先生美里先生美里様。
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先生の小説を読むと僕はボッキします。このあいだなんか三度もイッテしまいました。
・・・・・・・
新人賞を取って駆け出しのミステリー作家・仁科美里のもとに届けられた二通のファンレター。
片方の差出人は、中学校の時の2つ先輩の柚子。
もう一つは、「愛読者」と名乗る謎の男からの手紙だった。
中学の時にだけ親の仕事の為に長野県の上田に引っ越してその時に図書館で知り合ったのが柚子だった。
高校は、また神奈川に戻って全く音信不通だったのだが、この手紙を気に柚子は、美里に会いにくる。
そして柚子は、「才能をある人を見つける才能がある」と言って美里の専属のモニターになり美里のスポンサーになると言うのだが・・・。
ミステリー作家と生活をするためポルノ作家の二つの顔を持つ美里は、二通のファンレターが来た事によって美里の生活は、大きく変っていく。
常軌を逸した柚子の行動。
「愛読者」と名乗る男からの手紙は、その後も続いた・・・。
新津きよみのサスペンス・ホラーです。
女性心理ホラーを多く書きますね〜。
新津きよみを読むきっかけになったのがこの本です。
女性が読むとかなり怖いんじゃないでしょうか?
中盤が特に面白いです。
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仁科里美としてようやく1冊本を出し、ミステリー作家としてデビューした坂井美佐。しかし雑誌のエッセイで、作家になったきっかけを"中学生の頃に出会った先輩の影響。彼女は恩人"だと書いたばっかりに・・・。届いたファンレターはまさにその先輩からのもの。実はそこまで恩人とは思っていなかった美佐は気がすすまなかったが、せっかく手紙をくれたのだしと会ってみてびっくり。彼女は里美の作品をびっしり校正したものを持ってきただけではなく、すでに専属モニターきどりであった。
昔の後輩と自分の亡くした子供や妹を重ねて執着する柚子の狂気(気持ち悪さ)はよく出ていたと思うのだが、この美佐の中途半端な態度がとにかくイライラしてしまって、ホラーというのはかすんでしまったなぁ。あと、作中に出てきた名前が自分と同じというだけで(漢字も名字も違い、しかも官能小説でフィクション、別に売れている作品でもない)、そこまで恨みをつらねる昔の同級生というのが全く理解できず。こじつけすぎだろう、それは。最後の生まれ変わりうんぬんの話も、怖さの後押しにはならなかったなぁ。
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ミステリー作家の主人公に届いた2通の手紙・・。
さらっと読みやすいホラー。
どっちかというとサイコサスペンスかな。
面白くて一気読みでした。
でもラストがちょっと微妙・・かな。
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作家に対する「愛読者」の狂気というアイデアは面白いと思うが、作為的すぎる展開がどうもいまいち。説明的すぎるエピローグにも肩すかしをくらった。
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「愛読者」と名乗る相手からのファンレター、と
もう一通のファンレター。
小説家がその見えない相手におびえる理由は?
そして、その相手が動き出すとしたら。
事実は小説よりも奇なりとは言う物の、そんなことが怒るはずがないと思っている主人公に次々起こる出来事。
つながった! と思った事実が実は少し軸がずれているのかも知れない、と気付いたとき、訪れる恐怖とは。
なんで読んじゃったんだろ。こわかったわぁ。
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ホラーというよりもミステリーですかね。
短編小説で文学賞を受賞し、ようやく作家の一歩を踏み出した主人公の女性が、ちょっとしたエッセイを書いたところ、2通のファンレターが舞い込む。1通は中学の先輩、もう一通は嫌がらせ…?
吉村達也の書きそうなストーカー小説。破綻もなくそこそこまとまっており、非常に読みやすいので、角川ホラーにしてはまあいいほうなんじゃないの?と言うのは前半。
後半は世界が全然広がらないし、主人公は悲劇のヒロインを演じ続けて逃げたり努力もしないので、ほぼ作業的に読み続ける話となる。つまり、出オチの小説ということだ。
誰だか、「男性作家は女性描くときに、聖女・母性・娼婦の3パターンしか描けない」と書いた人がいるが、それなら女性作家は「父・ヒーロー・ストーカー」しか描けない。いずれにせよ、実生活で父母とうまく行ってなかった人にとって、母性と父が描けないわけで、例に漏れず「父」が出てこない。その結果、広がりも深みもない薄っぺらい人間関係になってしまった。
また、最後に付け足しされる「前世の記憶」って必要か?それだけで読後に気持ちの悪さ(ホラーという意味ではなく、辻褄が合わない意味)が残って減点。
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内容
駆け出しのミステリー作家・仁科美里のもとに、読者からのファンレターが二通届けられた。片方の差出人は、中学を卒業してから音信不通だった友人・柚子。そしてもう一通は、「愛読者」と名乗る謎の男からの不気味な手紙…。この二通の手紙をきっかけに、美里の生活は大きく変わっていく。美里に近づいてきた柚子の真意は、そして「愛読者」の正体は?驚愕のラストへ向けて読者を誘う、傑作サスペンス・ホラー。
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終始、登場人物たちにイライラ。主人公にももっとガツんと言ったれや!とイライラしっぱなしなぐらい物語にのめり込みました。
あのもう一つのファンレターを送った人も相当怖い。
思い込みって恐ろしいものやね。
そんでエピローグで急にそんな話を放り込んでくるんやと驚く。そこはそんな設定での説明はいらんかなぁ。