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著者の主張は、
サービスを売るためには、目に見える商品を売る場合とは全く異なるスキルが必要だ、ということである。
>マーケティングとは、サービスについて”語られる”ことだと誤解されているが、サービス・マーケティングの成功の秘訣は、提供されるサービスの”質”にある。
もしサービスの品質が優れているのなら、サービスについて何も”語る”必要はないのかもしれない。
>自分が”本当は”何のビジネスに従事しているのか、そして顧客は”実際に”何を購入しているのか見定めること、あなたのサービスをポジショニングすること、見込み客とその購買行動を理解すること、そしてコミュケーションをすること。
ダニエル・ピンクから派生した”ストーリー”を否定する立場から始まるので、個人的にすっきりした♪
ストーリー×サービスの質、という関係が分かりやすい。
スティーブ・ジョブスはストーリーテラーだ。
それにipodというサービスの質が掛け合わせて、成功してると思う。
振り返って、就活支援団体はどうだろうか?
セミナーという目に見えない商品を提供しているので、読む価値あり!
セミナーの質がよければ、俺らが語らなくても、自然と参加者が語ってくれる。そうなるようなセミナーを提供しないといけない、とこの本は危惧してくれる。
改めて考えされてくれる良本である。
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▼100文字感想▼
サービスってなんですか?もし、無料で何かを
提供するものだと考えているなら、ぜひ本書を
読んで欲しい。目に見えないサービスをどうや
って売り込むか、そのノウハウに驚きの連続。
常識を覆すサービスを求めるあなたへ!
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▼3つの共感ポイント▼
■まず第一にすべきことがある。広告を打ち、
ダイレクトメール用のリストを作り、プレスリ
リースを書き飛ばす前に━━自分の足元
を見直そう(P6)
■サービス業の本当の売り物は人間関係だ
(P36)
■面白いネタを見つける方法、「100人中99人
は何らかの面白い部分を持っています。そ
して残りの一人は、面白くないという点で、
面白いのです」(P177)
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■サービス
①現状の改良だけ考えてはいけない。現状の「改革」を考えるのだ。
②顧客に創造もできないようなサービスを創造せよ。
③未来予測などはできはしない。だからそんなことは忘れることだ。いくつかの可能性のある将来だけを企画しよう。
④常識にとらわれていては、今以上の自分になれない。胸が躍るような結果がほしければ、夢をかきたてるインスピレーションが必要だ。
⑤あなたのサービスで最も難しい仕事はなにか?自らその仕事の専門家として位置づけよう。そうすればより簡単な仕事もついてくる。
⑥低価格戦略に差別化の余地はない。
⑦余分にお金を払ってさえ、見た目を求めるのが人間である。外見には注意を怠らざるべし。
⑧言葉と畳は新しいほうがいい。人を退屈させて、何かを売り込むことはできなり。
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そもそもサービスマネージメントを学ぶつもりで手に取ったが、ブランドマネージメントへのアプローチまで指南されており、ブランディングの勉強をしている私にとっては棚から牡丹餅の一冊となった。
「...ブランドは健在だ。利用しない手はない。」
「ブランドとは保証である」
「...サービスは約束だ。そしてブランドを築き上げることは、約束をするのと同じなのである。」
「...約束を守るための投資を惜しんではならない。そしてその約束を飽くことなく唱え続けよう。それこそがサービス・ブランドの神髄だ。」
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「サービス」マーケティングのテクニック集。見えないもの、同時性のものを売るためにどうすればいいか?そのヒントが随所に語られている。ミニコラム形式の一問一答構成で、一つひとつは興味深い参考になるテクニックだが、さすがに一つひとつ覚えてられないのでもう少し体系的に著述してもらえるとよかった。