紙の本
文句なしで面白い!
2003/02/08 07:33
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投稿者:はる2 - この投稿者のレビュー一覧を見る
実に久しぶりです。読書で夜を明かしたのは。
夜の12時に読み始め気が付くとふと朝の日差しが。
15年前に一度読んでひどく感動したのを覚えていますが、今読んでも面白いものは面白いですね。
本書は「少女パレアナ」の続編です。
「少女パレアナ」を夕方6時に読み始め、はためも振らず真夜中の12時に読み切り。そのまま本書も読み進み気が付くと朝の6時に。
何と言うのでしょうか、この気持ちの良い読後感は。
頑なな人々の心を溶かすパレアナの活躍。
複雑に絡み合った運命の糸が見事にほどかれスッキリとまとめられるラストシーン。
これほど読み終わって暖かい心になれる面白い小説は有りません。
「パレアナは星のような目をかがやかして答えました。」と言う最期の行を読み終えて、このフレーズが頭から離れません。
実に15年の間に話の内容はすっかり忘れておりましたが、このフレーズだけはしっかりと頭に焼き付いていました。
どうやってこう言うラストに成るのだっけ?と思いつつ読み進みました。
この作品を世に送り出してくれた著者エレナ・ホグマン・ポーターに感謝します。
よくぞパレアナの様なキャラクターをこうも見事に表現してくれました。
しかし不思議ですね15年前に読んだときは登場人物でも年の近いジミー・ペンデルトン同様主人公のパレアナに心惹かれましたが、15年経った今読み返してみると何気にやはり現在年の近いジョン・ペンデルトンに心は傾倒しカリウ婦人に心惹かれるものを感じるのです。人間は年相応の価値観を持つということでしょうか?
少女パレアナから続くこの物語は文句なしで面白いです。
私はどちらかと言うと続編である本書の方が好きですが。
本書の方がページ数が多く読み応えが有りますし、登場する人々の全てが生き生きとして輝いて見えます。
面白い物語は終わって欲しくない。ページをめくる度に残り僅かとなっていくページ数を残念がる。そんな本は滅多にありません。
私にとって本書はそんな本の中の一つです。
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『少女パレアナ』続編です。ただ純粋に「なんでも喜ぶゲーム」をしていたパレアナも成長します。いろいろな現実の問題にぶち当たり、悩んだりもしますが、ゲームはやめません!私たちの生活でも「なんでも喜ぶゲーム」はできるんだと感じれますvv
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「パレアナの青春」はパレアナが大きくなって、恋愛をする時期を扱っています。しかし、この話が日本で「愛少女ポリアンナ物語」という名前でアニメ化されていたとは知りませんでした。「ポリアンナ」というアニメがあったのは知っていたのですが。「ハイジ」と同じ時間帯に放送されていた世界名作アニメの1つです。【2006年5月15日読了】
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『少女パレアナ』の続編。『少女パレアナ』を読んだ人は、一読の価値あるかも。好みが分かれるところだとは思いますが。
この話は、純真無垢な少女だったパレアナが成長した時間を含む物語だ。それだけに、パレアナがどのように成長するのか―小説の中でしか存在しないような、明るく無邪気な少女が、一体どのような女性に成長したのかを見ることができる点で、興味がわく。
純真さと成長というのは、反対の存在だと思う。しかし、『パレアナの青春』で作者は、パレアナをかつての純真さを秘めたまま、大人の女性として成長した好ましい女性として描くことに成長している。そこが非常に素晴らしく、また、パレアナの読者としても嬉しいところだ。
『少女パレアナ』もそうだが、『パレアナの青春』は、パレアナの設定とは相容れないと感じるほどに厳しい現実世界の空気が描かれる。そんな中でも自分らしさを失うことのないパレアナは、本当に稀有な存在だろう。・・・だが、『少女パレアナ』がそうだったように、『パレアナの青春』のおいても、誰もがパレアナになれるのだ。作者のメッセージはそこにあると思いたい。
話の最後の方は若干ご都合主義的というか、ロマンチックすぎる感じもするけれど、ご愛嬌というものだろう。
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美しい青春の日々を迎えたパレアナ…。いつでも喜ぶということは決して単なるお人好しで出来ることではなく、常に強い意志と努力が必要だということをポーター女史は、パレアナを通して語りかける。
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とても楽しくて一気に読みました。
夢見る少女だと思っていたパレアナも大人のなって、
現実の生活に悩んだりしながらも、いつも明るく生きています。
恋にうぶなパレアナがとってもかわいかったです。
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最後がもどかしかった!!
あと、はたちのパレアナって想像つかないな。
赤毛のアンやあしながおじさんみたいに、せめて17,18歳くらいのパレアナに登場してほしかった。
サディの台詞やジェミーの心境は、はっと思うことがあった。
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「少女パレアナ」よりこちらの続編のほうが面白い。恋愛関係についてもう少し長くできそうなものをこの短さで収めているのがさっぱりしてて良い。二十歳で幼馴染との初恋、結婚。周りの皆さんも余すことなく結ばれる。うん、本当はこういう、清らかで作為のない流れがすっきりしてていいや、と昔の乙女は思っていた。思うことを許されていた。
表紙がかわいいと思ったら吉野朔美なんだ。
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さすがの村岡花子訳
読みやすい
一冊の中でぐーんと成長したパレアナ
大人になると、口調がとたんにオバサンくさくて笑えた
この本の前半部分がすごく好き
この作家は物語がすごく早足なのかな
おばさんの変わり具合が悲しいです・・・
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前作が面白かったので続きを図書館で借りて読んだ。
孤独だった人がいったん幸せになったのに、また不幸に逆戻りで偏屈になるのがかわいそうで前作ほど楽しめなかった。
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パレアナさん続編。図書館で借りました。
年を取ってしまうと純粋さがかけるのかそれともネタが尽きたのに続編を乞われて書いたのか。なんとなく考えてしまう感じです。
この作品が書かれた時期のアメリカで社会主義はまだ白い目で見られていたのかな~と思うところがありました。だから安易なパレアナの結婚話に流れて行ったのか。
個人的には仕事もしないで過去の財産だけで喰っていける家族があったことがそれほど昔じゃないんだよなあとその辺りに驚く感じでした。
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謎解きもあるし、これはこれで面白いストーリーです。
ただ、前作から登場のある人物が不幸になっている設定なので、それが受け入れられるかどうかが、この本を楽しめるかどうかの分かれ目だと思います。
私はこの人物が前作で一番好きだったので、受け入れることが出来ませんでした。
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パレアナが大人になってからの話が載っている。
チルトン先生があまり出てこなかったけど、少しだけでもステキでした☆
チルトン先生が死んでからパレー叔母さんがまた性格悪くなってしまって、チルトン先生の前で猫かぶってただけか!?なんて思ったり(笑)
で、将来のこともう少し詳しく知りたかったな。
二人は結婚してどこに住むんだろう?子どもたちが別々に新しい家に住んだら、みんなひとりぼっちになっちゃうし…。
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いいこと探しの達人であるパレアナよその後のお話。前作ほどの驚きと喜びはないが、皆が幸せになるいいお話だった
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「少女パレアナ」の続編。
名作「少女パレアナ」には及ばないが、成長したパレアナが描かれていて、面白く読めた。
愚痴っぽくなったり、喜べなくなったり、とても人間的な面も描かれているが、それでもやはり本質は変わらない。
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