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小学校の先生をしている友人を訪ねて行くと、大きなチョコレートケーキが教室に運ばれていくところだった。
その理由を友人に尋ねると…。
光一とアキラが町で大人気の洋菓子店のショーウインドーを見ていると、突然ガラスが割れ、
洋菓子店の大人たちは2人の言い分も聞かずに犯人だと決めつける。
光一は、別の少年たちとそのショーウインドーの中のチョコレートのお城を盗み出す計画を実行し成功する。(しかし実際には、アキラの失敗により計画が洋菓子店にバレて、盗みだしたものは店が用意した偽物の城だった)
怖くて盗みに参加しなかった(参加することを光一に許可もされなかった)アキラは、新聞部の副部長と計画して、洋菓子店にされた仕打ちを近隣の小学校に新聞として配り、
売上の落ちた店は二人の少年に謝罪し、チョコレートケーキを生徒税員にごちそうすると約束する。
二人の少年のどちらが本当の勝者か?
ぱっと見るとアキラのほうが正しいように見えるけれども、
実際には、アキラは光一の計画を洋菓子店に漏らすという失敗をしているし、2人を信じて「洋菓子店の品はもう食べない」と言ってくれた先生を裏切って親戚のおばさんが持ってきた洋菓子店のケーキを我慢できずに食べてしまっている。
結果として誰も傷つかずに解決したけれど、
光一もアキラもどちらも最善の勝者とはいえないのかもしれない(ものを盗むのは論外として)、という話。
洋菓子店の社長のがんばりストーリーと
車で小石をはねてショーウインドーのガラスを割ってしまった犯人の心情とかも入っていて、
「人にはだれでも事情がある」という多視点の構造になっている。
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こういう小学生男子たちの話好き。
なんでも生真面目に一生懸命になって友だちと協力して大人たちに挑む感じ。
子供の頃からお気に入りの本。
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子供の本は、自分が子供だった頃の気持ちを思い出させてくれるから好き。そうだったよなぁ、こんな風に感じたよなーと思いながら読んだ。
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こどもたちが大人の理不尽さに我慢できず、作戦を考えて洋菓子店に戦いを挑む。
その様は怖いほど真っ直ぐで、こどもにしか成し得ない所業。
…って思ってしまう私は理不尽な大人の側の感性なのかもしれない。
こどもの感覚のまま爽快に楽しみたい、そんなこどもたちの逆襲劇。
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子供に勧めたらすごく熱心に読んだので自分も再読。ストーリーの重層的な所が作者の技術なのだろうか、面白く読み進められるし、痛快感やなるほどそういうことだったのかという具合の腑に落ちる感もある。時代を感じる所がおおいけどそれはそれで良い。
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小4長男の影響で、数十年ぶりに再読。
小学生の頃に読んだ記憶はあったのだけれども、内容をほとんど覚えていなかった。
「ペンは剣よりも強し」なお話。
チョコレート戦争の結末がさわやかでいいなあ。
チョコレート戦争とは直接関係ないけれど、谷川金兵衛が成り上がっていく経緯もなかなか面白い。
大鵬や靴磨きには時代を感じた。
小4長男にはピンとこなかっただろうな。
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おぼろげに、読んだ記憶がよみがえってきつつ。
やっぱり絵がダイレクトにうったえてくる。
洋菓子の表現が最高すぎ。
ここで、お店が物が売れなくなっちゃうおじいちゃんかわいそう、と思っていたなと思い出す。
平成のいま昭和を愛でる懐かしの読書。
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★★★
子供たちの憧れの洋菓子店、金泉堂。
ある日、明と光一は、金泉堂のショーウィンドウを割ったと誤解されてしまう。
子供の話を聞かない一方的な物言いに腹を立てた子供たちは金泉堂の鼻を明かす方法を考える。
金泉堂のショーウィンドウに飾られているチョコレートのお城を盗み出そう!
子供たちと金泉堂とのチョコレート戦争の始まりだ!
★★★
私が子供の頃から有名な児童文学でしたが読むのは初めて。
子供たちの行動力と企画力、「子供にとっては大きな問題」に対する団結力がすごいですね。
家の7歳児に「友達にこんないたずら(チョコレート城盗み)一緒にやろうって言われたらやる?」ときいたら「やらない!」
「じゃあ友達がひどい目にあわされたお店のおいしいお菓子を『いらない!』って言える?」ときいたら「食べないって言える!」とのことでした。ほんとかな~(笑)
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子供の本にしては内容が大人びてる感じ。
子供と大人が戦う的な。
ませてる。
何度も読みたい類いの本ではない。
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児童書ですが、この本大好きです。子供達が力を合わせて理不尽なオトナと戦います。挿絵もかわいいし手元に置いておきたくて購入しました。
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小学生の頃よんでたのを思い出して21歳になった今もう一度読んでみた
小学生の頃は、子供たちが勝ってスカッとしたみたいな感想だったと思うんだけど
今読んだらわたしは谷川金兵衛の人生が好きだったのでケーキ、みんな買わなくなっちゃたところは少し悲しかったな
そういえばわたしはエクレアの意味をこの本で知ったのだった!
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私が小学生の時からある本。
小学生の頃、読んだのか忘れてしまったので、読んでみた。
昭和の空気感が懐かしさを誘う!
登場する大人たちが、ステキな人たちばかり。
そして、やっぱり名作です。
名作は残るものですね!!
また読みたいな。
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2人の男の子が、大人気の洋菓子店の金泉堂の、チョコレートの城がおいてあるガラスのショーウインドウが、わっていないのに割れてしまい、お店の人におこられてしまいます。2人はそれがゆるせなくて、しかえしをします。わくわくする話なので、読んでみてください。
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いつもサスペンス、ミステリー、推理ものの感想文ばっかだから、たまには変化球
チョコレート戦争
最初にこの作品に出会ったのは、僕が小学校2年の頃
担任の先生が読み聞かせをしてくれた思い出の一冊です
たまたま最近近所の図書館で約30年の邂逅、迷わず読破
いやーすごいや、この作品は。
単なる児童文学やない、てか児童文学を30半ばのオッさんが読むと面白味が深く感じる、改めての理解も味わえる
当時小2の頭では理解できない笑
児童対象なのに、渋い語彙をチョイスして
もちろん基本的な起承転結で救える読後感
少年の発想力はスゲー
この作品の教訓は少年の行動力をナメるなよ
新聞という情報媒体をナメるなよ
戦争には情報戦でもある、、ふむふむ
是非オススメ
スッキリ^_^エクレア食べたい
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り。1280
6y2m
大人が読んでも面白かった
彼女もハマって読んでいた 小学校の身体検査で並んでいるとき、他の子は列からそれて走り回っていたが、それを斜めにみながら、この本を「読んで、読んで」とせがむ我が子に、なかなか感慨深いなと思った。