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美しい写真ときちっとしたレイアウトでバリを紹介したガイドブックが多い中、イラスト満載、地図も文章もすべて手書きでバリを紹介した本。美大出身の女性2人組が著者で、ほかにもさまざまな国のシリーズがあるようです。
この本は初めてバリを観光する人の目線で、客観的なデータもありますが多くは主観的な感想が書かれており、そのため「そうだったかなあ」と思う点もたまにありますが、素直な感想が逆に説得力があって一般のガイドブックとはまた違った安心感があります。一般のガイドブックだと、記事や情報に広告が絡んでいて掲載されている情報が果たしてリアルで読み手にとって有益なものなのかの判断が難しいときがあるので。
ガイドブックとして使えるわけではないですが、旅行に行く前に読んで雰囲気を掴みざっとした知識を得て、気になったところをほかのガイドブックと照らし合わせながらメモっておく、といった利用方法がおすすめです。また、帰国後、再度、読み返してみると、はじめに読んだとき想像で補完していた部分が実際の風景で記憶に蘇るため、また違った印象で読み返せます。