投稿元:
レビューを見る
• 標準(norm)という概念(9):e.g.鉄道、時間遵守、線路規格
• 推論(reasoning)(9)
-数学上の単純な仮定や演繹
-実験による探索
-アナロジーによる仮説的モデルの構築
-比較と分類による諸変数の秩序づけ
-母集団の規則性についての統計学的分析
-遺伝学的進化の歴史的導出
• 正常性(normality)(237):決定論に似ている。両者とも、時代を超越していると同時に日付を定めうるから
• ノーマルとは平均(average)である(242):mean(中位の)
• 産業界において規準(norm)と標準(standard)という考えは不可欠ではあるが、「ノーマル」の語の現代的な慣用は、やはり医学的な背景から考えるべきである。(244)
• まとめ(282)
-まず、民間の数字愛好家と統計官僚の印刷した数字から、統計法則という考えが生まれた。
-因果性に関する概念が大きく変わった。
-正常性normalcyという観念が、新たな内実を持つものとなった。
-こうした変化を推進してきた統計数字は、行政上の道具と見なされていたことにもう一度注意を促したい。
<所感>
※国民国家形成において標準を定めるため統計学が発達した?