投稿元:
レビューを見る
なかなか普段の会話には出てこない性の話題が医学的な側面からわかりやすく解説されている。本書で得られた知識は自ずから話題にすることはなくても、女性に対する気遣いを自然なものにするには十分役立つだろう。男性ならば目を通しておくべき一冊。
投稿元:
レビューを見る
男である私には絶対分からないであろう女性の身体。それでも当事者である妻よりは分かっているかなあと思っていたけど、やはり読んでみると分からないことばかり。是非とも妻にも読ませて自分の身体をもっと知ってもらおうかなと。娘にも先々の事もあるし知ってもらいたい事ばかりだけど父である私から直接娘に言うのは気が引けるので、まず妻に勉強してもらってから娘に教えればいいのかな。
投稿元:
レビューを見る
東洋医学・鍼灸医学の古典を読んでいますと、“女性は男性よりも多くの病気をしがちである”という記述を目にすることがあります。これは、女性の場合、子供を産む機能を持っているために、男性よりも様々な面で繊細であり、特別であることを示した言葉であると思います。また子孫繁栄の礎には、子供を産み、子供を育てるという女性の力が何よりも尊いものだと感じており、医療者としても、女性を診るときは慎重にしなさいという戒めに近いものだと思います。
このような記述からも分かるように、東洋医学・鍼灸医療は、昔から女性を大切にし、女性に特有の病気をよく観察してきた歴史があります。実際の臨床においても、月経不順、生理が来ない、不妊症などを愁訴に訴える女性は多く、またこういった症状は西洋医学よりも、東洋医学・鍼灸医療の方が得意分野であることも少なくありません。そういった意味からも、もう少し多くの女性に、鍼灸医療・東洋医学が効果がある医療であることを知ってもらえたらと思います。
鍼灸治療家にとっても、これから多くの女性の声を聴き、女性の身体を治していくことは、女性の社会進出に対しての支援にもつながりますし、ひいては社会貢献にもつながることになります。そこで、女性の身体についてよく知っておく必要があります。治療の面では鍼灸医療・東洋医学的なアプローチをするわけですが、患者さんの声を聴くためには、女性の身体を現代医学・現代生理学という面でしっかりと把握しておく必要があります。まず生理はどうして起きるのかなど、基本的なことは押さえておかなくてはいけません。本書では、このような基本的な現代生理学の知識を学ぶことができ、また、それをベースにした男女の身体・機能の違いによる性差、そしてそこからくる男女の性格や動向の違いなど、幅広く、そして読みやすい例を挙げながら述べられています。
ブルーバックスという新書ですが、内容はとても濃いものがあります。『男が知りたい女のからだ』というタイトルからしますと、どうも隠微なものを想像しがちで恥ずかしいところもありますが、内容はしっかりとした“医学”です。男性だけではなく、女性にとっても、女性自身を知るためのお薦めの一冊です。
投稿元:
レビューを見る
[ 内容 ]
からだのことも知らないで、女心がわかるものか!
男は(もちろん女も)、異性のことをよく知らない。
女性のからだのしくみがどうなっていて、本当は何を感じ、何を考えているのか、それを知ることが女性とうまく付き合う秘訣だ。
[ 目次 ]
1 女性のからだはこんなに違う
2 女性器の秘密、おっぱいの科学
3 女心がわかるかもしれない!?―月に1度の生理の気持ち
4 彼女はそのときどうなっているのか?―セックスの謎
5 子どもができるってどういうこと?―妊娠のふしぎを探る
6 男と女のリスク管理 ―避妊、中絶、性感染症
7 赤ちゃんはどうやって生まれてくるの?―男のための出産Q&A
8 男のための更年期対策講座―そのときの彼女とうまくつきあうために
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
投稿元:
レビューを見る
H11,11,23と日付入りです。生理がどうして起こるのかとか、妊娠中の酒やタバコがよくないワケなど、イラスト入りで書いてあります。説明したりするプリント作成にとっても重宝しました。妊娠から出産までの赤ちゃんのようすの図は本当に伝わりやすいのでは?と思います。
投稿元:
レビューを見る
女性のからだのしくみがどうなっていて、本当は何を感じ、何を考えているのか、男が女のことを知るために、この本は必読だと確信します。
僕もそろそろ、というかかなり遅すぎる感がしないでもないんですが「おんなごころ」というやつを本格的に勉強せにゃあならんなと思いましてね。それで手にとって見た本なんです。そして、前回『男が知りたい女の「気持ち」』という本の延長上にあるものだと思って、この本を読んでいました。
心とからだはひとつであると、昔のえらい人はそう申し上げていましたけれど、その節はやっぱり本当だなとつくづく思いました。ここに書かれていることは、正直言って男性が女性に対して面と向かって聞くには少々難があるものばっかりで、デリケートな話がこの本にはてんこ盛りで記されているので、男の自分としてはなんともうれしい限りです。でも、どうなんでしょうね?女性自身よりも下手をするとこういうことに詳しい男って。引きませんか?
でも、知っておいて損はありませんしね。もし、交際している女性が精神的に不安定になっているときに自分に怒鳴り散らしてきたとしても、
「あ、なるほど。いまはああいうときだから」
と理解して、まったく無駄な抵抗をしないですんだりすることがもしかしたらあるんだろうと言うことを半分妄想しつつ、この本を一読されることをお勧めいたします、と
投稿元:
レビューを見る
体の内部に関する話が続くので読んでいて少しメランコリックな気分にさせられる。妊娠・出産に関する知識は初めてだったので勉強になった。浅く広くの解説だったのでもう少し突っ込んだ性の謎に触れて欲しい気もした。
投稿元:
レビューを見る
過ちを起こす前に男性に読んでもらいたい本です。
もちろん必読箇所は避妊です。
当たり前のことですが外出しは避妊ではありません。
実際にその性で妊娠して
取り返しのつかないことをやらかした人が
いますからね…
ちょっと出版年が古いので
一部項目に誤りがあったりしますが
それでも基本的な女性のからだについては
おさえられる本です。
あと表紙の割にはエロスはありません。
せいぜい絵までですのであしからず。
投稿元:
レビューを見る
女性の体についての質問に答える形式。読みやすいが、データが少々古い気はする。最新版が望まれる。だが、勉強になる内容なのはたしかだ。
投稿元:
レビューを見る
もっと若い時にこの手の本を読んでおけばよかったな。ホルモンの影響で女性は感情の起伏が大きいのだな。うちの奥さんを見ても納得。
投稿元:
レビューを見る
おっぱいから性器、ホルモンまで興味深く読みました。女の体を持っていても、へー!なるほど!となる話が多かった。自分の体でも案外知らないことは多い。マンガ精子くんの大冒険がいい味だしてる。
投稿元:
レビューを見る
女の人の大変さが理解できた。
世の中の男の人はほとんど知らないとおもう。
性教育の本として中学の課題図書にすれば良いとおもう。
イラスト付きでわかりやすい。
投稿元:
レビューを見る
図書館で借りた。
内容としては保健の教科書に少し毛が生えたくらいだが、本のタイトルにもあるように「女性の先生が」「男性に向けてアドバイスするように」語られているのが本書のポイント。
今の時代こそYouTubeなどのSNSをはじめとして性にオープンではあるが、私は中学校の頃にある時急に男女に分けられて、同性の先生から話しにくそうに語られた記憶がある。大人として、こういった知識は必須と思うので、読めてよかったと思う。