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優美(23)が雪道(20)に「好きな人が出来たら一番最初に教えてね」と言ったことから始まった。
別れるまでの1ヶ月のお話。
別れると決まってから別れる直前までやりとりされた交換日記。
彼を無くさないように彼のTシャツに自分の名前を書くなんてちょっと辛すぎる。
でも、痛いほどわかるよ。
一緒にいるだけで幸せだったのに・・・。
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「もしも私以外の誰かを好きになったらそのときは1番最初に私に言ってね」そして、その約束が果たされるときが来るとは・・。
同棲している年下の恋人雪道に別れ話を切り出され、
彼が部屋を出ていくまでの1ヶ月の猶予の間に
心を整理しようとする23才のOL優美。
好きな人と別れることはこんなにも悲しくつらい。
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この話の主人公、優美。
自分に似ているところがなんだかたくさんある。
それにすごく共感できた。
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タイトルと表紙に惹かれて買った本です。
これを読んでから狗飼恭子にはまりました。静かな恋の終りから始まる内容でした。
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失恋から始まる切ない物語。
狗飼さんの小説はどれも胸に痛い。
自分の気持ちに余裕が無い時には読めませんね。
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終わりから始まるお話。イヤ寧ろ終わりっぱなしのお話。
主人公が、地味で卑屈でわがままで世間知らずで、でも読んでいて全然イライラしないのは何故だろう。(葉蔵は大嫌いだったのに。)
失恋で静かに常軌を逸していくところとか、痛々しいのに爽快だ。もっと早く、平手打ちでもしてやっとけば良かったのに!
主人公を応援してしまうのは、きっと彼女がダメ男ばかりに惚れてゆくからかな。そして自分の非に気付き、ちゃんと過去を過去と割り切ってゆくところ。
物語の終わりが、彼女の人生の再出発点。
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江國さん系の匂いを感じたぞ。狗飼さんに興味湧きました。
恋愛もの、そういえば久々だったので読み方忘れちゃってたけど、「一冊まるごと写経したい!」と思うくらい、きれいな筆致でした。
失恋した心が見せてくれる世界って、その時は苦しいけど、やっぱり特別だと思う。もう見れない(⁉)と思うと、ちょっと残念だし。
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恋の終わりから始まるお話。
辛い。切ない。
綺麗な題名と表紙とはうらはらに
人間の感情がストレートに書かれてる。
ゆっくり流れるような感じで。
自分の気持ちにゆとりがないと読めないと思う。
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最初から最後まで胸が痛かった。
恋の終わりからエンドロールまでの切ない切ない物語。
狗飼さんの他の作品を読んでみたいかも。
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別れ話からはじまる物語。彼に次のバイト代が入るまでの一カ月、一緒に暮らす。恋の終わりなんてすっぱり切ってしまったほうがいいのにとおもうけれども、思い切れないのもわかる。やさしくみまもりたくなる元恋人たち。
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「他に好きな人ができた」。
年下の恋人、雪道の突然の告白を冷静に受け止めようとする優美。しかも別れを決めた後でも、あと一ヶ月は一緒に暮らそうと申し出る。
昨日までぴったりと寄り添っていたはずの二人に、今日から距離が生まれるなんて…。いつでも突然にやってくる別れに、やりきれなさが募り、過ぎ去った恋を忘れることができない。その思いが、知らず知らずのうちに相手を追い詰めていくという悪循環。
別れるときまで限りなく優しい雪道くんに救われる。男の人がみんなこんなふうに思ってくれているならいいのになぁ、と思ってみる。
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他に好きな人ができた。
同棲していた年下の彼氏から告げられた優美。
彼が出ていくまであと一か月。
それまでに彼の心を取り戻したい。
高校時代大好きだった作家さん。
たくさん読んでいたはずなのに、この作品は読んでなかったのかな。
この人の書く恋愛小説は自分にぴったりとハマるものが多くて、よく読んでいました。
5年くらいたちますが、ますますこの人の書く女性に似てきたような感じがします。
最初の一節で、私もかつて似たようなことを付き合っていた人に言ったことがあるなって思い出させられました。
ストーリーというよりは感情の揺れが細やかに表現されていて、切なさがこみあげてきます。
優美の必死な姿をなんとなく自分と重ねてしまってところどころ一息入れながら読みました。
でも、絶対に忘れないっていう彼の言葉は物語の中だから理想どおりだけど、現実はあっさり忘れて思い出されることもないんだろうな。
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8月に降る雪の奇跡を願うように、恋人の離れてしまった気持ちが戻る奇跡を願う1ヶ月。もうどうにもならないことを受け入れていく過程で気付かないくらい少しずつ強くなっていく女性。せつない、悲しい、苦しいけれど、少しあったかい。
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小学生の頃、ティーンズハートというピンク色の背表紙が書店の棚で存在感を発揮しまくっていたレーベルにハマっていました。
今でも第一線で活躍されている作家としては、小野不由美先生や藤本ひとみ先生なんかが有名ですね。
当時は小野先生が学園モノのミステリ、藤本先生がフランス風ファンタジーを書かれていたので、近年の著作の前身を生み出したレーベルといっても過言ではないのではないでしょうか。
で、本作の著者である狗飼先生がティーンズハート出身の作家ってわけでもないのに、なんでこんな話をくだくだしく述べたかと言いますと。
文体はティーンズハートを彷彿とさせるライトな読み口なのに、どっこいヒロインが異様にヘヴィな女のラブストーリーだったんですよね。。。。。(震)。
子供の頃の読書体験を思い出しつつ、私自身の経験を重ねたりして、なんだか複雑な気持ちになったのでした。
恋って、どんな風に始まるものだったろう。誰かが教えてくれたらいいのに。
私が彼女に、彼女たちにかなうわけなんかない。だからいつも、最初からあきらめた。