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ああ、消えてしまう…。喪失の恐ろしさ。とにかく全てを包み込もうとする小川洋子の雰囲気が物語にぴったりだった。
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まるでドアを開けたら見たことのない世界が広がっていて、この本を読むと、しばらくそこから出られないようだ。
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洋書風な物語になっている。途中、読むのに少々のだるさを感じたが、そのだるさが、すごい涙に代わった。感動した。
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こーわーすーぎー!!涼しげに消えていくなーヽ(`Д´)ノ そうだ!私の物忘れもきっと記憶狩りによるものなんだ。ウンウン。最後は唖然とすること間違いなし。
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世界観に惹きこまれました。無常に消えていくのに抗うこともしない島の人たちと私。それに対するR氏。部分部分で何故だかわからない涙が出た。表紙の像が素敵だなぁと手に取るたびに思います。私は音を集めたっていうのもなんか深い感じがして。
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香水、石鹸、鳥、片腕、片足。。
記憶から消えていく。存在は無に帰ってしまう。
無くてはいけない物は何処にあるのか?
無くてはいけないものなんてそもそも無いのかも知れないですね。
そんな一冊。
私が小説を読むきっかけになった本。
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身近なものがひとつひとつ消滅していく過程と主人公の描く小説が絡み合う。現実世界でもこうやって大切なものを少しずつ失くしていっている気がする。
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おじいさんの描写などは秀逸だけれど、世界の終わりとハードボイルドワンダーランドの世界観とかぶっていると思った。
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友人から薦められて、今読んでいる本。喪失感っていうものはどうしてこうも時々美しく、悲しいんでしょう。
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誰がなんと言おうと、この作品はホラーである。
小川洋子の作品はいつも消失と欠落と共にあるが、彼女の恐ろしいところは決してそれが不自然でも奇異にも書かれないところだろう。
日常の一部分としてそれは馴染んでいるように語られるけれど、その実そのじわじわ水位が上がっていくような恐怖に一旦気付くとこれほど恐ろしいものは無いと思う。
少しも尖った所の無い言葉達が含んだ毒の強さに、読み終わったあといつも支配される。
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何かを失っていく小さな島。私の読んだ限りでは、村上春樹『世界の終わりと〜』+『アンネの日記』のような話ですが、おもしろく読めました。
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『世界の中心~』イマイチハマれなかったあなたへ…という紹介文にうっかりかわされてしまいました。だってあれってイマイチどころかイマニイマサ…げふげふ。
もともと小川洋子は博士の愛した数式以前から読んでいて、好きな作家さんだったし。
小川洋子の書く話はどこまでも残酷で優しく冷たく、どこか薄ら寒い。
小川洋子の世界の薄ら寒さは"わからないこと"から感じるものかなーとも思う。いや、わかるとこもあるんだけど。
つるっとしてて白くて、触ると冷たくてやーらかいんだけど、中に入ってるものが見当もつかない、みたいな。
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“消滅”の正体がわからないまま進む“消滅”。
不思議な島で生まれる、密やかな心のつながりが、美しく描かれてます。
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博士の愛した数式で有名な小川さん。
でもこっちのがおススメ。
消滅に気づいたとき、人はどう行動するのかな?
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不思議な話だった。気になることがたくさんあった。秘密警察の事とか何で反乱をしないのか、その後1人になった彼はどうなったのか、彼女の消滅された肉体はどうなったのか。それでもそんな事を書くまでもなく当たり前な事なんだなっておもった。意味わかんなくなっちゃった 笑
おもしろかったです!