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飛翔せよ、閃光の虚空へ! みんなのレビュー
- キャサリン・アサロ (著), 中原 尚哉 (訳)
- 税込価格:968円(8pt)
- 出版社:早川書房
- 発行年月:1999.11
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文庫
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紙の本
表紙にだまされてました。
2005/05/08 23:13
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kokusuda - この投稿者のレビュー一覧を見る
題名は知っていたんですが正直、興味を持てませんでした。
知人に勧められて読んでみたんですが、
私の認識が甘かったなぁ、というのが本音です。
時代は23世紀。
銀河系はユーブ帝圏とスコーリア王圏、それに中立の地球連合圏に別れています。
彼らは基本的に同じ人類ですが、遺伝子操作などにより別個の種族になっています。
今からわずか200年後に恒星間政府が出来あがり、違う種族になり覇権を争うほどまで進歩する。
過去の200年と比べると信じられないでしょうが作者はちゃんと理由を考えています。
最初の数ページを読むと分かりますが、「ロミオとジュリエット」がモトネタです。
中世のラブロマンスも23世紀になると、こんなに面白いスペースオペラになります(笑
日本のアニメなどでは軽視されがちですが、超光速での戦闘についての描写は秀逸です。
それもそのはず、作者のアサロ女史は現役バリバリの化学物理博士で研究所の所長さん。
NASAの部外スタッフで宇宙工学の専門家です。
欧米の学術誌に特殊相対論などの論文が見られます。
その上、バレエの先生で娘さんもプロのダンサー。
ダンナさんはNASAの研究スタッフ。
お父さんは、有名な科学者フランク・アサロ博士。
スゴイ人です。
主人公のソースコニーさんも若く見えますが、50前の女性ですので人生経験は豊富です。
結婚も離婚も死に別れも王家内のいさかいも切り抜けた女戦士が一目ぼれしてしまうんですよね。
敵の世継ぎの二十歳のおにいちゃんに、、、
結末は読んでのお楽しみですが、女性が読むと共感できるのでしょうね。
恋してはいけない人に恋をする。
禁断の恋ってやつですか?
シリーズは今も続いていますが、主人公や時代は別物です。
しかし、何とかならないかなぁ?この題名と表紙は、、、。
原題は“Primary Inversion”直訳すれば「第一次反転」。
論文みたいな題名ですけど、訳しようがあったんじゃないでしょうか、、、。
(実際には学会で講演した時の演題らしいです)
紙の本
娯楽に向く話のバランスがいい
2001/10/26 18:36
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うつほ - この投稿者のレビュー一覧を見る
<スコーリア戦史>と名づけられた一連のシリーズものの第一巻。ただし、1話ずつ独立した構成なので続けて読む必要はないようだ。
エンパスを排出するスコーリア王圏と、他人の苦痛のみを快楽とするユーブ帝国は、中立的立場である地球連邦をおいて抗争の歴史を続けていた。あるとき、スコーリア王圏の王女であり、強いエンパス能力を持つジャグ戦士でもあるソースコニー(ソズ)はデロス星での休暇中に出会った男、ジェイブリオル・コックスと思わぬことから精神を通じ合う。だが彼はユーブ皇帝の隠された世継ぎであった。
一言で言えばハードSFと恋愛ものの同居。ちょっと大人のシーンがあるかと思ったら小難しい用語がずらっと並んだSF的な文章があったり。著者は科学物理学博士号と物理学修士号を取得しているだけあって、本当に世界観や描写はハードSFなのに、女性の好みそうな甘い展開があったりもして「SFって難しそうでいまひとつ…」と思っていた人にもおすすめ。
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