紙の本
とにかくお奨め
2001/01/20 18:09
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:katokt - この投稿者のレビュー一覧を見る
来るべき21世紀のために、今世紀の最後はこの本でしめくくってみました。締めくくりよりは世紀の始まりに似つかわしい本だったかな。
でも後書きにもある通り、ほとんどの部分はWebにアップされていて(試し読みにも最適)、本人は「これだけのテキストをダウンロードする接続料金を考えたら、ぼくはこの場で買っちゃったほうが圧倒的にお買い得だと思う」なんて書いてるけど...
でも結局ふられて納得しないもの、アゾットを夢見るのも、この文章をWebで全部読んじゃうのも結局同じ心の働きなんじゃないかと思ったりもする。
とにかく目が離せない「山形浩生」に注目!
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この作品はかなり前に出たものだが、論じている内容が、まぁこの作者の特徴なんだが非常に予備知識を必要とするタイプの文章で、なおかつ話し言葉で書かれているので当時読んだ時にはかなりむかついたもんだ。しかし、当時のユースカルチャーへの目配せもされており、その部分から何とか理解を試みようとした。しかし結局読みこなせず挫折。現在読んでも結果は同じだろう。
しかしこの作品がつまらないかと言うとそうではない。思考のレベルを一段階引き上げ、広い視野を提示してくれる。内容が理解できずとも、エンタメ性を意識した文章はそれなりに入ってくるし、それなりに面白い。あくまでそれなり、だが
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優秀なる翻訳家とも、単なる罵倒家ともいわれるインテリコンサルタントの啓蒙主著!!とにかく読むべき。そのアクの強い文章に辟易する人は多いが、そこにこめられたアイデア、メッセージを今一度受け止めてみよう。現代の個人が無力なる社会で、今一度アクティブな姿勢を執るには、どうすればいいか?ヒントはここにある。
山形浩生 Official HP
http://cruel.org/jindex.html
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さらっと流すには勿体無い文章もあるし、首肯しがたい部分もある。手放しでは面白がることができない本とでもいうのか。
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この人は普通に面白いのだが、何かが腑に落ちない。啓蒙と啓蒙でないのが適当に混じっているせいかなあ。これじゃ、啓蒙されたい人と、一緒に楽しみたい人と、そのどっちの人も満足させられないような気がしつつ。俺の性格のせいか。とりあえず、思ったのはラファティの全作品解説をしてほしい。正直ラファティは9割意味不明なので、もっと聞きたい。あともっとど真ん中の本と一緒に本の話をして欲しい。
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これが10年前に書かれた?うっそでーww
エピローグに書かれた「本書の耐用年数20年」の煽りは伊達じゃない。
どれも現在にあてはめて読める。いや、むしろ現代のことを本書では書いているんだよ。ってほどに時代感覚がマヒする。
特に好きな部分は「情報」に関する記述かな。情報は「意思決定のためのツールになってはじめて価値がある」や「追加でもたらされた情報は、(別れた女は実はそんなにビッチじゃなくて、間男とセックスはせずともキス程度でおさまってた)によって傷や失望感がぬぐえるわけじゃないっていう部分は目から鱗だった。例えも秀逸w
他にもたくさんあるけどまずは割愛。
著作内で紹介される本も多いので、今後の参考にしていきたい。まあこの本は何度も読んで理解するというよりは、この作家の切り口を楽しむものなんだろうな。とは思いますが。
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* 2007年11月24日 23:45記載
薦められて読んだ本(意図は不明)。
本来教養とは実用性のあるもので、活用されるべきだということを改めて実感させてくれるかもしれない。
少なくとも自分にここで言う教養が足りないことを気付かせてくれたのが良かった点。
取り上げられているトピックは政治や経済、ITに留まらず文化やメディアやマンガなど幅広い。各分野での作者の展望と提案、取り上げられた文献に対する書評が合わさったような感じ。作者の知見の広さには驚かされます。
読者としては若者も想定しているらしく、口語体で文章は読みやすいが、内容は難しいという印象。
多々見受けられる毒舌は好みの分かれるところか。
本書あとがきには、「ほとんどの内容が発表されてから7年以上経っているのに当時の意義をまったく失っていない」といったことが書いてある。その理由はこの間日本(あるいは世界)がほとんど変化していなかったからだと言う。
数年後あるいは10年後にもう一度読んで見たい本。
まぁ内容は彼のHPで読めるらしいけど。
本書ではほぼ触れられてないが、開発コンサルタントとしての作者の業務に興味を持った。ってかNRIだったのか。
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「新」教養を知った。そもそも――人間が教養なんて有ると思いますか?政治家だって教師だって完全なる人間はいない。頭の固い野郎ばかりだ。きもちわりい野郎ばかりだ。小学校・中学校・高校・ましてや大学を出てるやつが犯罪を犯し、ましてや犯罪を犯さない方が危なかったりする。・・・教養なんていますぐゴミ箱に捨てて、常識も一緒に虚構に消し去って――「新」教養を知ろう。もしくは創りだそう。
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「人間には教養が必要」。
一般的になんとなく通用しそうな表現です。
それでは、その表現に「何のために必要か?」という
問いかけを行った上、著者の山形浩生さんの前で、
その理由について、
「日本の固有の文化を守るためぇぇぇ、★○▼□※♪!~」
とか
「真理の追求のためにぃぃぃ、うんぬんかんぬん~」
などと、分かったような口ぶりで理由を、
管理人が述べたとします。
多分、「そんな奴は呪われて死ねばいい」と、
バッサリ斬られてしまうでしょう(P204)。
http://a-e-dkmemo.blogspot.com/2013/02/blog-post_10.html