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いやいや、やっぱ面白いね、このシリーズは。トビー&ジョージコンビはいまだ健在。今回は前読んだ二作よりも多少インパクトとかサプライズが少ない感じだけどそれでもすらすら読めるしそのくせかなり凄い仕掛けだったりと相変わらず楽しませてくれる。なんか第一作の「その死者の名は」はそんなでもないという話を聞いたので、ぜひ早めに五作目を翻訳してほしい。
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「ねえ。他人を頼りすぎてると、その人を失って、それ以上頼れなくなった時、自分が本物の人間でなくなった気持ちになるわ。本物の人間でなくなったような気持ちに……たとえ失った相手を好いてなくても。」p195
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ある夜、トビーに15ポンドを借りに来たルー・ケイブルが翌日殺害された。トビーが切った小切手。現場に残された現金15ポンド。妊娠していたルー。ルーの愛人らしきロジャー・クレアと妻のイヴ。ロジャーとイヴの離婚問題。夫婦の子供のヴァネッサを溺愛するフライ夫婦。屋敷の中に仕掛けられた殺人を目的にした装置。行方不明になったヴァネッサ。
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あれだね、トビーとジョージって明らかにホームズとワトソンを意識してつくってるよね。
鉤鼻で、顔が黒くて、野性的で彫が深い、背が高い・・・
ホームズだよね?笑
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トビーとジョージ・シリーズ第3作目。
翻訳が出版順になされていないので、実は前2作より先に出たものらしい。実質は2作目で、第1作は未訳とのこと。
そのせいか、先に読んだものに比べて探偵役の二人がよそよそしい。まだお互いを掴みきれていないようで、会話もそれに従って進むストーリーもなんとなくチグハグ。
翻訳の順序のせいで訳が判らない場所もあるし。う〜ん、なんかもったいないなぁ。出版社側の都合もあるのだろうけど、読み手には不親切だよな。
キャラクターはみな一癖も二癖もある個性派揃いでさすがと思わせるのだけど、誰かが重要なことを話し出すと必ず肝心なところで邪魔されて話が途切れてしまうワンパターンは、正直辟易。またかよ?と思わされる。
謎解きはそこそこ面白かったし、犯人も意外だった。
ジョージの行動の謎も突飛だけど、納得。
でも残念ながら前2作ほどのパワーは感じなかった。