サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

e-hon連携キャンペーン ~5/31

hontoレビュー

ほしい本の一覧を見る

星を継ぐもの みんなのレビュー

文庫 第12回星雲賞 海外長編部門 受賞作品

予約購入について
  • 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
  • ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
  • ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
  • 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。

みんなのレビュー938件

みんなの評価4.3

評価内訳

907 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

ハードSFの代表作・古典といわれる作品だけに「古くささがない」ということは

2005/06/08 14:25

12人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:よっちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

月面調査員が真紅の宇宙服をまとった死体を発見した。綿密な調査の結果、この死体は何と死後五万年を経過していることがわかった。やがて木星の衛星ガニメデで地球のものではない宇宙船の残骸が発見された。関連は? この一作をもって現代ハードSFの巨星となったホーガンの傑作長編。と紹介されている。
本格SFを手に取るのは久しぶりです。まだ空想科学小説と呼ばれていた頃から大好きだったから、ヴェルヌやウェルズやドイルに夢中になった少年時代に始まり、E・E・スミス、アイザック・アシモフを読んでいた頃から、小松左京、光瀬龍あたりまでだったでしょう。その時々でSFの楽しく感じたところは違っていたのかもしれません。それをSFと呼んでいいならこれまでの傑作の一番は小松左京の「日本沈没」であったなぁと思うのです。その程度ですから「ハードSF]とはどんなものかしらと興味を持っていました。
この死体はなにものかと地球規模のプロジェクトが組織される。遺留品は数少ない。あらゆる先端学問が動員され分析が始まる。放射性炭素年代測定法、原始生物学、宇宙創生論、地球物理学、進化論、記号解読学などなど。数々の仮説を検証し、彼が地球にたどりつく経緯を明らかにしていく。ストーリーは単純でその分析プロセスを丹念に描くだけの小説だった。ここまで科学理論を徹底したSFにはお目にかかったことがない。ミステリーで言えば非現実で、ためにする状況をしつらえ、そこでおこる事件を論理一筋で解明するパズル型の謎解き作法に近い。この場合「論理一筋」による読ませる説得性が作品の評価を左右する。
ハードSFの代表作といわれる作品だ。ここで取り上げられている「現代科学理論の粋」は私のようなシロウトにはチンプンカンプンで本物なのかどうかは判断しようがないのだが、読んでいるといかにもそれらしく引き込まれてしまった。
地球人が木星の衛星にたどり着く頃の未来を想定しているから、これも現実的未来であって、登場する宇宙船、装備、機器類、科学技術にも今の水準と途方もなくかけ離れた感じがしないのも「本物らしさ」を高めている。
書かれたのが1977年だから「古くささを全く感じさせない」との評価はまったくそのとおりだった。
宇宙戦争のバトルシーンも巧みに織り込まれ、宇宙規模の大どんでん返しもあって、懐かしい空想科学小説のなごりと気の利いたラストは楽しく読めるところでもある。
ただ、そのアイデアと技巧など名人の手際のよさには感心するものの、結局こしらえものにすぎないと、今更このジャンルにのめり込める歳ではなくなった自分の老化がすこしさみしい。
古臭さを感じさせないとのことに関連することだが、
この小説の世界では核兵器の寡占によって地球規模の平和と繁栄が謳歌されている。「恐怖の均衡」、今でも立派に通用するところがあります。
又終章では生物学者が高らかに宣言する。
「われわれ人類は今、押しも押されぬ太陽系の支配者として、5万年前のルナリアンと同じように恒星間空間のとばくちに立っている。というわけで、諸君、恒星宇宙はわれわれが祖先から受け継ぐべき遺産なのだ。ならば行ってわれわれの正当な遺産を要求しようではないか。われわれの伝統には、敗北の概念はない。今日は恒星を、明日は銀河系外星雲を。宇宙のいかなる力も、われわれを止めることができないのだ」
1977年、ベトナム戦争後の米国人にあった幻滅を消し去ろうとした新大統領カーターの胸の内を見るようであった。がこれもブッシュにも当てはまるというものだ。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

星を継ぐもの(創元SF文庫)

2012/11/13 12:32

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:あんじゅ - この投稿者のレビュー一覧を見る

発想がすばらしい。時の流れの悠久さを感じさせる。日本訳はいまひとつ。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

1980/05/23 00:00

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2004/09/27 17:13

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2004/10/24 17:39

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2004/11/17 20:46

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2004/11/27 01:57

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2004/12/11 02:27

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2005/02/01 17:08

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2005/02/04 00:56

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2005/05/20 22:55

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2005/08/15 18:06

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2006/01/05 03:04

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2006/02/22 10:55

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2006/03/14 02:17

投稿元:ブクログ

レビューを見る

907 件中 1 件~ 15 件を表示
×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。