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文章も綺麗で世界観も素敵だったんですが、この本のテーマが肌にあわなかったです。
クジラを獲らないで、と言われるとぞわってします。
人と仲良くなるっていう描写はとても好きなんですけど、悲しくなってきます。
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図書館で適当に借りた一冊。
動物を人間と同じように捉えるのは個人的に好きではないのでこの評価です。彼らはもっと雄大なことを考えているかもしれないしそうではないかもしれない。でも人と同じような愛情表現や感覚で生きていると考えるのはそれこそ人の傲慢じゃないかな?と思うわけです。目で見える仕草だけが愛情表現じゃないですよね。
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深重の海(津本陽)につづいて鯨の小説
あまりにも正反対
鯨視点で鯨を語る、海を、人を語るという試み。海外での人気は知らぬが僕の肌には合わない。形而上的に鯨の神話を築いたと筆者は主張するが、それは西洋的な動物愛護に過ぎないという点に気づかない。現在の誤った考えを打破すれば人と動物は仲良く過ごせるはずという人間主体の考えも気に食わない。
自然の擬人化による理解を試みる姿勢が苦手なので1ページ目から苦痛ばかりの1冊。神秘は神秘のままで、人間の視点で語ればそれでよろしい。