紙の本
実在が全てか?
2002/04/09 20:41
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投稿者:Leon - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作、前々作で、少年王として活躍したカスピアンの治世も70年に及びました。唯一の後継ぎである王子は10年以上も行方不明のままになっており、自らの最後を感じたカスピアンは、王子の行方を求めて、若き日のように東の海へ旅立ちます。さて、今回ナルニアを訪れる子供は、前作で当初「嫌なヤツ」として登場し、最後にはナルニアに感化されて「丸くなった」ユーチス。彼は友達のジルという女の子と共にアスランによってナルニアに誘われます。アスランが二人に託した使命は、後継ぎの王子を探し出すこと。探索の旅の途中で仲間になる「沼人」の泥足にがえもんは仲間としては今ひとつで、何よりも悲観的な彼のセリフが二人をイライラさせます。寒風吹きすさぶ北方の荒野、どこまでも続くかと思われる暗い地下世界などを経巡り、とうとう目当ての王子を見つけるのですが…。
本作のクライマックスは、これまでとは違い実在の証明に関する「言葉の戦い」です。この勝負の中で、悲観論者であるはずの泥足にがえもんは、「実在する物のみを頼って生きていくのは味気ない」と語るのですが、聞く人によって「ファンタジー擁護論」にも「宗教擁護論」にも聞こえるのではないでしょうか。
さて、本巻でシリーズも半ばを過ぎてしまいました。ナルニアはますます面白くなるばかりで、このままシリーズを読み終わってしまうことに少しばかり寂しさを感じずにはいられません。
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おしいれを開けたらそこは…。もうすぐ映画になりますよね!この4話は、巨人の国の物語です。ドキドキして、大好きなナルニア国物語の中でも、一番好きだったなぁ
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ルーシーにかわって登場する女の子は、いじめられっ子で少し意地っ張りなジル。この子がまたかわいいんだなあ・・・・
ユースチスとジルはいじめっ子に追われているうちにナルニアへと導かれていきます。アスランの命により、2人は行方不明になったカスピアンの息子、リリアン王子を探しに行く旅にでかけます。旅の道連れは少し悲観主義な沼人、泥足にがえもん(このキャラクターがまた秀逸)です。
巨人たちの国を超えて、3人が行き着いたのは、狡猾な魔女が支配する地下の国。そこにいたのは銀のいすに腰掛け、呪いをかけられたリリアン王子の姿でした。そして彼らもまた魔女の誘惑に心を奪われてしまいますが、それを救ったのは・・・・?
登場する子供たちは旅の途中で様々な困難と誘惑に襲われます。ちょうど現実世界と同じように・・・うまくいかないことだらけ。だけど、そんな彼らをいつも見守っているのが偉大なるライオン、アスランです。
物語の最後に、人間としての一生を終えたカスピアンがあることを願います。
それはとても素敵な決断です。
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ついに映画化されましたか!ハリーポッター、指輪物語と来ましたから、そろそろ来るんじゃないかと思っていたのです。映画でどのくらい、原作のイメージを活かせるのか多少不安はありますが、楽しみです。
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二人の子どもの成長譚。地下の王国と外界の雪景色の対比の美しさ。ナルニアシリーズで一番好き。にがえもんさん愛。
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「ナルニア国ものがたり」第3巻。ユースチスとジルはカスピアンの息子リリアン王子を探しにでかけます。なんだかいろいろうまくいかずに進んでいきますが、なんとか最後は無事に終わります。泥足にがえもんが一番しっかり者だった気がします。ジルは意地を張ったりで結構失敗あったりでしっかりして!とか思ってしまったりしました。
最後にアスランとカスピアンがちょっとの間、こっちの世界に来たのは意外でした。
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ナルニアシリーズ第四巻。ユースチスとジルちゃんのコンビが凄く好き!3巻とは対象的な地下のおはなし。一番印象に残ったのは、「地上の人たちが取ってる宝石は全部ダメな宝石で、本当にいい宝石は飲めるんだ」って言ってたところ。そんなこと、考えたこともなかった!
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ユースとジルが沼人界のはじけ者泥足にがえもんと行方不明の王子を探す旅に出ます。地底の魔女の国での緑の魔女とにがえもんのやりとりが、とても感動的なのです。
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ルーシィがいれば、こんな失敗ばかりしなかったのでは?と思うのですが、でも、これはこれでドキドキして面白かったです。
終わりよければ、すべてよし!みたいな。
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アスランから王子を探すように言われ、段取りの指示を受けます。しかし、1つめの指示から守ることができず。今回の舞台はナルニア国の北。そして、地中の国。王子は魔法をかけられて、閉じ込められていた。きれいな女王に魅せられて、ここを出たいと思わなくなっていたのです。この魔法を解く鍵は銀のいす。ナルニア以外の不思議な国に出会えます。
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「あってほしい、いや、きっとある。あるに違いない」って思ってるものは、本当に本当は「ない」のかもしれない。それでも、「きっとある」って思うだけで光が射してくるような心持ちになる・・・ようなことを信仰っていうんじゃないのかい。と思いました。
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3巻から数十年後の物語。カスピアン王子の息子の行方を捜す。今回も現実世界から2人の子供が行くんだけど、4人兄弟とは別の子供たちが向かう。 緑の魔女が出てきたり、地下民族が出てきたり・・・その中でも、信じていいのかいけないのかと、中々ハラハラさせられるような場面もあった。
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これは良く出来たお話で、楽しめる。それにしても想像力豊かな作者!登場するキャラクターも楽しい。3作までの映画化が決まっているそうだけど、4作目が映画化されないのは残念。
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学校嫌いの女の子ジルとユースチスは学校の裏門からなんとナルニアへ!
そこはカスピアン王70年頃で、リリアン王子が10年ほど行方不明であった。
ジルとユースチスは沼人と一緒にリリアン王子を探す旅に出るが…。
沼人が名前の割に(おい)格好いいです。もっと間抜けかと思ってたよ(ぇ
ハルファンの城の巨人や地下の国の魔女から二人を逃がしたところはすごいと思った。
ユースチスのイメージが前作とがらりと変わりました。
やっぱりいい子だったんだねユースチス!笑
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2006 1 7
泥足にがえもんのキャラが凄く好き。
でも、ちょっと悲しい終わり方だなと思った。