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大島弓子さんの、愛猫サバとの生活を描いた漫画エッセイ。
擬人化されたサバは、あまり喋らないし、眉根を寄せた不機嫌そうな顔。
でも、大島弓子さんととても良い関係を築いています。
ただの飼い猫と飼い主の関係ではない、こんな関係に憧れてしまうのでした。
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サヴァヴィアンが読みたかったんだけどこの本に入ってない。
サバがメスだったことを初読から十五年以上経ってから知りました。
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大島弓子の手にかかれば、全ての生き物が擬人化されてしまう。猫はもちろんのこと、ダニまでも。猫関連の漫画小説織り交ぜて考えても、大島弓子の猫本てのは秀逸の中の秀逸だと思う。この人は何かが欠落していて、けれどそれに余りあるくらいの何かを備えている。すっかり新しいペットが欲しくなってしまった。。。(07/10/18)
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サバと大島弓子は一対一で生活するがゆえ、
「人間VS猫」の図式が際立つことなく、
あくまで同等な立場として描かれる。
それは、大島弓子に対して描かれたサバの大きさからもうかがえる。
擬人化したとしても、
それが「ミニ人間」ではなく、
大島弓子よりも大きく描かれていることは特質すべき事項。
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猫にゃんが、といわず、鳥や虫なでもが擬人化されているのに慣れるまで、少し時間がかかった。だから、飼い猫であるサバが、毛皮のコートを着てないのが不思議に思われる。
猫漫画には違いないが、大島さん自身が中心となって物語が進んでいくので、人間の世界にうまくなじめない繊細さが、浮き彫りになる。そしてサバのいることで生活を送っていける。
まだ若かった自分自身と重なって、いまはもういない飼い猫ジョジョのことを思い出した。
いつか、また、猫にゃんをぎゅっと抱きしめられる時がくるのだろうか。
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すごくすごく好き。
大島先生の視点は本当にすごい。深い。
単なるネコエッセイの枠をはるかに超えている。
擬人化ってあんまり好きじゃないけど、これは大好き。
むやみにしゃべったりすることなく、その存在感だけが大きく擬人化されているから。
人間よりも大きく描かれているあたりからも、サバの存在の大きさが分かる。
ノミや●●ブリやハエまで擬人化されていて、これらが喋ったりしているのは逆に面白い。
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しみじみする漫画。一人と一匹の静かな生活。いつかネコと暮らしたい。そして先輩にあやかりサバと名付けるんだ。
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やっぱり私はグーグーよりこっちが好きだなあ。なんでだろ。サバはもうあの姿でしかイメージできない。実際はどんな猫だったんだろうな。冒頭でいきなり五位鷺まで擬人化されていて(!)あらためて大島先生の発想のすごさに感じ入る。ノミのポーレットとミシェールがあまりにも可愛い。
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自分の周りを取り囲む、生き物達の事を。
私は普段、どう感じていたんだっけな…、
と、思いをフト、巡らせたくなってしまった。
飛びまわるハエ。
うごうごと蠢く毛虫。
また、ごみ収集場に集まっているカラス。
嫌。
気持悪い。
不快~~~
すーっと庭を通り過ぎてく猫がいる。
可愛い!^^♪と、一瞬思うだけ。
昆虫、害虫、動物、ヒト以外のあらゆる生き物…
は、完璧に切り離され居るんだな、と、気付いたつまらない世界感。
『サバ』とは著者が飼っている猫ちゃんの事だ。
著者が振り回した(感性)と言う名の魔法の杖は、
あらゆる生き物を擬人化し、
見えにくかった世界のいちぶをちょっと傾けてくれた。
『サバ』が知ってる、家の中で一番心地よい場所が
そこに現れた様なぽかぽかコミック♪
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『鼻声って自分じゃないみたい 電話してみっかな』『ええあたし コーヒーのむとてきめんに肯定的になってしまうんです』『あんたのためにということばは いつ いかなる時も美しくない』素晴らしいなあ。
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大島さんのサバとの暮らしを覗き見ているような、大島さんと長電話でもしているかのような親近感をもった。ノミの呪いの結末が面白かった。4歳の時から何度となく読み返している。これからも読み返すであろう、実家のようなマンガ。