投稿元:
レビューを見る
999に限らず、松本零士作品は漫画であると同時に詩です。それを僕はよく思います。999のテーマは人間の限りある命の美しさ。鉄郎の逞しさとメーテルの優しさに憧れて、そして独特の世界観やひとつひとつの物語の儚さが好きで、僕は中学時代かなり熱中して999を読んだものです(当時、地元の図書館が試験的に漫画を貸し出すようになって、そこで借りたのが999だったんですよね)。
「旅はまだ続く」という一文で終わった999が本当に連載を再会したときの驚きったらありゃしません。
投稿元:
レビューを見る
鉄郎のメーテルに対する想いがより強くなったように思える。
機械の体を手に入れるという自分の目的よりも、メーテルが幸せになれる場所に999号が到着することを願うようになるのに感動した。
改めてメーテルと鉄郎の恋人同士のような、母子のような不思議な結びつきが印象深い。
投稿元:
レビューを見る
“「メーテルは列車をおりてどこへ行ってたんだい?」
「私にもいろいろすることがあるわ」
「…………ごめんよきいたりして」
「ううんいいわ
鉄郎が不思議に思うのも無理ないわ
早く話してあげられる時が来るといいんだけどね」”[P.67]
「幽霊世界のフィラメント」
「沈黙の聖地」
「プレーテッドシティの魔女」
「ウラトレスのネジの山」
「大酋長サイクロプロス」
「ミーくんの命の館」
「卑怯者の長老帝国」
「霧の都のカスミ」
“「飼っていた犬やネコが…動物たちが死んだあと…
特に子供のご主人は死んだ動物たちがここで仕合せに暮らしてると思って
星空を見上げて安心してくれるの……
私はねいつまでもこの星とそういう子供たちのあいだを往復して
動物たちを連れてきてあげるの……」”[P.213]
投稿元:
レビューを見る
銀河鉄道に乗って様々な星を降りて、様々な価値観を知り、命を考える。まさに銀河鉄道の夜の系譜。
この批判に満ちた寓話的世界の歴訪スタイルは、元は星の王子様かもしれない。そして最新はキノの旅
投稿元:
レビューを見る
まだまだ第5巻。それぞれのストーリって結構深いよねえ。うちのチェリーやミミも「ミー君の命の館」にいるかなあ~
旅はまだ続く・・・
投稿元:
レビューを見る
一話一話
もっと掘り下げられそうなのに
この辺りで
さらっと
次の星に
いく物語
良いんだよね
この感覚が
終わらないけど
終わりが近づく物語
投稿元:
レビューを見る
ネジの話が未来を暗示。でも誰しもがどこかを締めるネジなのかもしれない。
ミーくんの命の館がいつまでも頭の中に残る。