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いつ思い出しても、相手の裏の裏をかく山田の頭脳作戦は鮮やかですね。信濃川高校と徳川監督も、結局はその餌食となり準決勝で敗退しました。
常に故障に悩まされている里中ちゃん、土佐丸高校との決勝戦でも突き指に泣かされます。とりあえず、偶然生まれた変化球「さとるボール」。名前がイマイチすぎ!犬神の笑いかたは気持ち悪すぎ!「ウエヘヘヘ、キエヒヒヒ」。
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おすすめ度:95点
解説:工藤公康氏
必死で突き指を隠し、投球を続ける里中。しかしバント作戦からヒッティングに切り替えた信濃川打線の速攻で無死満塁のピンチ。「突き指がバレた!?」焦る里中に対し、太郎は絶妙のリードでこの危機を乗り越える。
太郎と徳川の知恵比べ、勝利の女神はどちらに微笑むか?
赤城山と土佐丸、打倒明訓を目指す2校の激突は土佐丸の勝利に終わった。さらに宿には遅れてきた土佐丸の秘密兵器、犬神が到着。
明訓対土佐丸、そしてともにドラフトを蹴って甲子園にやってきた土井垣と犬飼の代理戦争…。因縁の戦いがいよいよ幕を開ける!
いよいよ土佐丸との決勝戦。初回、土佐丸ナインは全員アイパッチをはずしてしまう。なんと里中の変化球に目を鳴らすため、ここまで片目でのプレイを心がけてきたという、恐るべし土佐丸の執念。
早くも初回には犬飼武蔵の3ランが飛び出してしまい…。どうなる明訓、そして里中の指は無事なのだろうか?
痛む指先と、追加点の出ない展開に里中は焦りを隠しきれない。対する土佐丸先発の武蔵もまた、太郎に完全にフォームを見切られたことを悟り、マウンドを降りてゆく。
リリーフに出たのは土佐丸の秘密兵器、犬神。里中並みの変化球を操る実力に、不気味な雰囲気をまとったこの男、いったいどんな投球を見せるのか!?
犬神の前に太郎が三振! 太郎でも無理なら自力で何とかするしかない…。
焦る里中は決め球のはずのさとるボールを要求するが、太郎は首を縦に振らない。そんな1つ1つのストレスで里中は徐々に不信感を募らせていき…。崩壊寸前の里中、明訓ナインは彼を支えきれるのか。
投手が捕手を信用しなくなったらおしまい。里中と太郎のバッテリーの亀裂は深刻なレベルまで達していた。
そして打席に迎えるのは犬神。内野安打で出塁以降も守備妨害スレスレの殺人プレイの連続で二死から3塁まで進塁、さらに本盗まで…。ホームで激突する里中と犬神、ここでありえないアクシデントが明訓を襲うのだが!
執念の内野安打と引き換えに倒れてしまった里中。ヒジの痛みを訴える彼は、特別代走を頼み医務室へと消えてゆく。しかし、この痛みの原因はさらに根深く…。
里中に十分な治療を受けさせるため、殿馬が山岡が、そして苦手の犬神に対しても太郎が粘る。ナインの想いに里中はこたえることができるのか。
ガラスの巨人と呼ばれるよりも、小さな巨人で終わりたい…。そんな里中の熱意が勝負師、土井垣の心を動かした。ヒジの痛みを抑え熱闘する里中、そしてそれを支えようと果敢に攻める明訓打線。
しかしそのムードに水を差したのはやはり犬神。太郎相手に今度は何を繰り出すのか?
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高校二年春の選抜大会。
信濃川戦つづき。片羽失う里中、山田苦心のリードが続く。ハンディと決め手を両立させる、漫画的面白さ・ハラハラドキドキ感を携え、いざ決勝へ。
もう一つの準決勝、赤城山対土佐丸戦。もう少し詳しく見たかった。
土佐丸戦。***を庇う里中を襲うもう一つの悪魔。そして、山田を狙い撃つ刺客犬神、二人の信頼が崩れたらどうなるのか?
「明訓はよぉ、山田でもってるチームずらぜぇ。山田を信頼するずら」の殿馬の里中への言葉が光る。
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突き指の中で
どう戦うか
できないことではなく、
できることを
敵だけでなく
味方をも騙しながら
このゲームの勝利を目指す。
この一瞬のボールにかけるだけではなく、
頭を使って戦っていくのが面白いです。