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見たことない切り口。ああ、読んでてすごく気持ちよい。スゥーっとする。
「私の知ってるあの子のこと」がけっこう好き。あとのはね、まだわかんないや、あたしには。
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みえないものをきれいに、みえるものをみえる以上にきれいに描いてある本。
最初の短編、美しき町の風景には息をのむ。
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奥村さんのお茄子 なんどでも読みたいし、誰にでも読ませたい。最後のたたみかけるあの数ページ。初めて読んだときの胸の震えをいまだに覚えてる
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高野文子の短編集。漫画でこんな表現ができるんだと驚きました。こまの中を人や物がこんなにダイナミックに動きだすなんて。お話としては東京コロボックルが好きです。
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私設「芥川賞」受賞!
わたしが芥川賞の選考委員だったら、間違いなく本書に収められて
いる短編「美しき町」に一票を入れることだろう。
まんがが小説を軽く飛び越えた決定的短編。
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静的なコマから、生活の力強さが伝わってくる「美しきまち」は
何か快い後味が残り、『棒がいっぽん』の中でも一番好きな作品です。
個人的に小津監督作品に通ずるものを感じます。
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東京コロボックル面白い!
全部面白い!!
とうとう高野文子の既刊全て読んでしまい嬉しくも
切ない気持ち。
雑誌に載ったきりのやつ集めて短編集でないかなー。
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「病気になったトモコさん」の、オブラートが空に飛んでいく場面の表現がすごい。
何度も何度も読み返せる作品集。
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いい…。空気感がある。においがする。感覚がする。
それでいて甘く、せつない。
ここからは届かない、たとえば、遠くに見えるあの場所はどんな感じだろうとか自由に想像しているときの、あの感じ。
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不思議な味わいの短編漫画集。
「美しき町」「バスで四時に」はどこにでもある日常風景を切り取って見せた感じで、これと言った事件のない平凡な時間の中にある豊かなドラマに気づかせてくれます。
「東京コロボックル」は小人世界のるきさん。些細な出来事が楽しい冒険のように描かれています。
「奥村さんのお茄子」は先輩の無実を証明するために25年前の昼に何を食べたか思い出してほしいと突然お願いされた男性の話。シュールなシチュエーションですが、読んでいると自分の過去の記憶をも掘り起こしているようでなんとも言えない感慨があります。
いずれも一筋縄で行かない作品ながら、読後感は鮮烈で心に残ります。この感覚は高野文子の漫画でしか味わえません。
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すごいなぁ…。
なんだろうこの空気感。手触りや匂いさえ感じるような表現の凄さに驚愕。
「美しい町」と「奥村さんのお茄子」のラストシーンがとても印象的。
「バスで4時に」と「私の知ってるあの子のこと」も。
何でもない一瞬がこんなに輝いているのかと思い知らされる。
あと視点のめまぐるしい変化についていけず、初読の時は頭がクラクラした。
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なんでもない日常をいろいろな角度から描写した短編集。
高野さんってボク知らなかったんですけど、
音楽家でいうところの「ミュージシャンズミュージシャン」といわれるような、
詳しい人にとってははずせない人物だったようです。
なんでもない日常が、
いかにハラハラするようなバランスで成り立っていて、
いかに奇跡的なものかを、なんとなく感じさせてくれる。
画がすごくて、っていっても描きこみがすごいんじゃなくて、
切り取りかた、目線の持ち方がすんごいの。
これをテーマにして話にしちゃうかっていう、
感動がある一冊。すばらしかった。
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ある場所で「ご自由にお持ちください」と書いてあったので貰ってきてしまいました。高野文子さんの世界観大好きー。「バスで4時に」はどこかで読んだことがあるような気がします。どこだろう?
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長嶋有「電気製品列伝」で絶賛されていたので、読んでみた。いや、すごかった。この人の頭の中をのぞいてみたい。頭の中もすごいが、それがそのまま漫画本になっているのがすごいと思った。
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表情が全てを語る、静かな小説のよう。想像力をかきたてられ、ものすごく考えさせられます。音楽でも小説でも絵画でも、じっくり味わうのが好きな人におすすめ。