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知らないマンガが多いけど、手法が時代とともに成熟・分化していくこと、日本以外のマンガ表現はどうなっておるのか、興味深いことが多くたのしくよめました。
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マンガを分析的に読むとき、物語について述べられることが最も多いと思う。
そうではなく、マンガはマンガの文法にのっとって読むべきで、絵とかオノマトペの効果なんかに注目しようと言うのが夏目先生のマンガ表現論。
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何かに書かれていたのだけど、夏目さんの本はマンガについての評論の入口を、丁寧に紹介してくれるという感じで、とても分かりやすい。
十年以上前の本だけど、語られているのは今でも納得できる。
もちろん、他の本ですでに読んだことのあるような論旨もあるけど、それをひっくるめても面白い。
マンガ、特に考えられているマンガというのは、構造的に読むとこれほど計算されて書かれているのか、というのが分かる。
漫画という表現を読み込んでいくための取っ掛かりとしても読めると思う。
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■この本を知ったきっかけ
著者の本を読みたくて探しててみつけた。
■読もうと思ったわけ
マンガの文法をちゃんと理解したくて。
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マンガを読むのが苦手な私に、マンガの読み方を少し解き明かしてくれた本です。マンガをよく知らない人にも十分楽しめるわかりやすい解説本です。そして、マンガをよく知っている人なら、解説されている作品を思い出し、作者と自分の読み方を比べてみることもできます。
私はこの本で紹介されたマンガのうち、読みたいものをいくつか買いました。象徴的なシーンで好き嫌いを判断したので、概ねそれらはあたりでした。普段読んでいるマンガと違うものを読みたい場合にもこの本は役立つと思います。
なぜ私はマンガが苦手だったかはこちら http://d.hatena.ne.jp/ha3kaijohon/20120307/1331102324