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新ゴーマニズム宣言SPECIAL戦争論 みんなのレビュー

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みんなのレビュー111件

みんなの評価4.1

評価内訳

107 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

私もかつては純粋まっすぐ君

2003/05/30 14:48

19人中、17人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:きょう - この投稿者のレビュー一覧を見る

初版本で買いました。
でも、途中で読むのをやめてしまったんです。
「よしりんは、どうしちゃったんだろう…」
私もおおかたのファンと同じく、よしりんに失望をしました。

新ゴーマニズム宣言3巻に、よしりんに抗議の手紙を送った女性の話が出てます。
彼女の祖母の話でしょうか?
「戦争ってのは一方だけが辛いめにあうんじゃないよ。日本人だってひどいめにあったんだから」
そういったおばあさんに対して、女性は「とてつもなくバカなばばぁ」と言い放っています。
思えば、当時の私はこの女性と同じでした。

義父が「朝日と日教組が日本の自虐思想を作った超本人」とか、
「あの戦争は侵略戦争ではなかった」とか、そんな話をするたびに
(私はくそじじぃなんて、死んでも言いませんが)
戦争を美化することでしか、アイデンティティが保てない気の毒な人、
と同情していたのです。

けれども、ここ1年くらい、私は戦争についてきちんと自分なりに考えてみようと思いました。
アメリカとイラクの関係、それを報道するニュース、新聞、そしてまだ戦争は終わっていないのに、急に下火になった反戦運動…

何か、変だ。モヤモヤとした思いで何気なく、再びよしりんの「戦争論」を手に取ったとき、いっきに心の中の霧が晴れていく思いでした。

私もかつて、「サヨク」に洗脳されきっていた、純粋まっすぐ君だったことを告白します。
若い世代によしりんを支持する世代が多いのは、マンガという媒体を使っているからと言う人が多いけど、もうひとつ、忘れてならないのは彼らの世代は私らと違って「サヨク」思想に汚染されていないから、よしりんの言葉がスムーズに響いてくるのだと思う。

だって、サヨクの言うことって、よしりんほどの説得力がないもの。

よしりんに反感持ってる人もそうでない人も、一度は読んでみることをお薦めします。読むときは頭をクリアにしてね。あくまで距離をおいて読むのがいい。
そのうえで、自分で判断しようじゃありませんか。

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紙の本

戦争論

2003/05/06 18:10

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:としりん - この投稿者のレビュー一覧を見る

 本書は、1998年7月に出版されてから版を重ねて70万部を超え、2003年4月には第41刷が発行された。ロングセラーとなりつつある。
 2001年11月に出版された「戦争論2」が、大東亜戦争の具体的な検証や、靖国問題、教科書など、個別具体的記述が多いのに比べると、本書は一般論的な記述が多い。
 その中でも、「銃火を交える戦闘だけが戦争ではない。情報戦、宣伝戦という戦争もある。平和といわれる現在でもこの戦争は常に続いている」という記述は注目される。そして、日本が情報戦・宣伝戦で連戦連敗を続けている実例として、旧日本軍の残虐度やニセ写真、日本人捕虜に対する洗脳の実態が挙げられている。
 特に、日本人捕虜に対して「認定学習」などの「思想改造教育」をすることによって、実際にはやってもいない残虐行為を「証言」する、とする記述は興味深い。「洗脳術」という技法によって、「なかったこと」をあたかも「あったこと」として自供する可能性に触れているからである。
 このような情報戦・宣伝戦を例に出すまでもなく、日本は敗戦国だということだけで極めて不利な立場に置かれている。戦争に関しては、戦勝国が正義とされ、敗戦国に責任が押しつけられるものだからである。
 第二次大戦下のポーランドで、現地の村人やソ連軍による大虐殺が、60年間もドイツ軍の仕業だとされてきた。(2002年12月3日 読売新聞)
 同じようなことが中国大陸でもあったのではないか。何しろ、当時の中国は内戦状態だったのである。
 日本軍が行ったとされる虐殺としては、南京虐殺が有名である。最近は歴史学者によって研究が進んでおり、新たな事実が明らかになってきている。南京虐殺のそもそもの発端は、中国軍守備隊の唐生智という指揮官が、進攻してくる日本軍を目前にしてこっそりと南京を脱出してしまったことにある。残された中国軍は指揮系統を失って大混乱に陥った。軍服を脱ぎ、民間人になりすます兵士が続出したのである。彼らは武器を持ったまま民家に隠れた。その過程で、中国兵による民間人暴行、略奪、虐殺なども多数発生した。そこへ到着した日本軍は、民家をしらみつぶしに、ゲリラとなった彼ら(便衣兵)を掃討しなければならなかった。これが、「日本軍による大虐殺」と宣伝されるもとになるのである。「日本軍による虐殺死体」なども、本当はどこの国の軍隊が虐殺したものか、わかったものではないのである。
 それでは、日本が戦勝国となった戦争ではどうだったのか。例えば、日清戦争の「史実」では、清国艦隊の先制攻撃を受けた日本艦隊が、これに応戦することによって戦争が始まったとされている。しかし、これには岡崎久彦氏が異論を唱えている。岡崎氏の分析では、清国側からの攻撃はありえず、明らかに日本側が仕掛けた戦争だというのである。(岡崎久彦著「陸奥宗光とその時代」より)
 おそらく、岡崎氏の分析が妥当なところだろう。戦争の「史実」とはそのようなものである。
 話を本書に戻す。
「平和とは秩序ある状態のことである。秩序を維持させるものは権力であり暴力装置である。国内に向かって警察、国外に向かって軍隊、この両面の暴力装置が国内に秩序を作り出す。それが平和」。
 さらに、「世界はパワーバランスの上に成り立っている。国と国のエゴの衝突と駆け引きと脅しの世界だ。純粋まっすぐな誠実病は通用しない」のである。
 当然のことだ。 

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紙の本

夏休みの読書に

2002/07/22 11:57

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:gogo - この投稿者のレビュー一覧を見る

わたしはいつも、当時の映画や小説を見たり読んだりするたびに、「戦争に行かされた兵隊さんたちは、みんな喜んでいっているわけでもないのに、後世の人に好き勝手いわれて、かわいそうだな」と思っていました。
この本を読んで、「ああ、亡くなった人たちの気持ちを代弁してくれる若い人がいて、よかった」と思いました。
やや、極端な内容ですが、戦争を美化しているわけでもなく、肯定しているわけでもなく、冷静に見ているのではないでしょうか。
どうせ学校では、ネアンデルタール人のところに3ヶ月もかけて、日本の近代史は学年最後の1週間でだーっとやって、できなかったところは、「家で教科書を読め」で終わって、何も習わないのといっしょですから、夏休みに、こういう本で、近現代史をまなぶとよいと思います。

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紙の本

小林よしのりは本当に右翼?

2002/03/25 00:39

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:一会社員 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 表紙も衝撃的だけど、中身はもっと衝撃的でした。いろいろ批判本が出ていて、「戦争賛美」「特攻隊賛美」とか言われているけど、ちゃんと疑いながら読んだら、「なるほど!」と思わせる本でした。今まで「お国のために」とか聞くと戦争を思い浮かべて、昔の人は気の毒にとしか思わなかったけれども、今の自分の方が実は気の毒だったりして…。日本のことをもっと普通に大切に思えるようにするには、やはり歴史を正しく見つめなおす必要もあるかと思う。公平性を欠く部分もあるかもしらんが、今の日本のマジョリティの方が公平性を欠いているという気もします。

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紙の本

感傷に訴えかける部分は飛ばして読んでもいいかもね

2001/11/23 14:06

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:上善如水 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 『戦争論2』のあとに読んだ。同じように『2』を初めて読んで興味を持った方が多かったのだろう。この『戦争論』も再び売れているようだ。
 内容についてだが、途中で特攻兵の遺書を長々と引用したり、一日本兵の端正で凛とした表情から立派なセリフが発せられたり、というシーンが多く見受けられる。公正な判断力をもってこの本を読みこなしたいならば、こうした感傷に訴えかける部分は軽く読み飛ばすべきだろう。別にケチをつけているわけではない。感傷にも訴えかけたくなるほど、訴えかけざるを得ないほど「戦争=悪」という図式が日本で確立されているのだから止むを得ないだろう。論理的説得力だけでなく、漫画というメディアの特性を最大限に生かした戦略を多用することで、非常に訴求力のある作品に仕上がっているといえる。
 薬害エイズ訴訟のときもそうだが小林よしのりとは、対立の構造の中に漫画の訴求力をプラスアルファして世論を動かす一種の『戦略家』だろう。『思想家』『言論者』というよりは『戦略家』である。一旦、敗北に終わっている教科書問題でも『戦争論2』とは別の手段で報復を策謀しているらしい。

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2004/09/29 09:37

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2004/09/30 03:13

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2004/10/20 12:46

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2005/05/19 01:22

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2005/06/03 01:48

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2005/08/02 17:09

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2005/09/27 01:10

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2005/10/03 16:53

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